- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県丹波市
- 広報紙名 : 広報たんば 2025年9月号
■知って防ごう、こどもの事故(2)
Q.3歳と1歳の子を育てています。3歳の子が先日、ウインナーが飲み込みにくいことがありました。1歳の子は、不意にボタン電池を口に入れてヒヤッとしたことがありました。こどもの飲み込みに関する事故について、注意点を教えてください。
A.こどもは、1歳半以降に前歯が生えそろい、かじりとりや奥歯でのすりつぶしができるようになります。3歳では乳歯が完成し、噛(か)み切ることもできるようになります。しかし、その力は大人の1/4と言われています。固い物やツルツルした物は丸のみしてしまいます。また、咳(せき)をする力も弱いため、気管に入りそうになった異物を咳で押し返す反射がうまくできません。ぶどうやミニトマト、ウインナーや肉は丸のみしないように注意し、もちやこんにゃくゼリーは、喉(のど)の奥に張り付くので刻んで食べさせましょう。また「こどもの事故防止ハンドブック」によると、ナッツ類は咳き込む原因になるので、6歳未満は原則禁止となっています。また、食事中に走り回ったり、他のことに気を取られると窒息のリスクも高まるので、注意しましょう。そして、1歳半以降は活動範囲が広がり、物を掴(つか)む能力も高まります。ボタン電池、ビー玉、スーパーボール、風船、ビーズ、キャップ、クリップなど、床の上や手の届く高さには置かないようにしましょう。
少しでも困ったことがあれば、こども家庭センター「おひさま」妊娠・出産・子どもの健康【電話】88-5750または家庭児童相談室・ヤングケアラー相談窓口【電話】88-5271まで相談ください。
問合せ:こども福祉課(ミルネ内)
【電話】88-5750