- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県宍粟市
- 広報紙名 : 広報しそう 2025年4月号(241号)
■伊和高の谷口虎駕さん、谷口澪鳳さん カヌー全国大会に出場
芦屋市で開かれるカヌーの全国大会「第1回全国高等学校カヌー選抜大会兼第7回全国高等学校カヌー長距離選手権大会」に出場する伊和高校2年の谷口虎駕(たいが)さんと1年の谷口澪鳳(れお)さんが3月17日、福元市長を表敬訪問しました。二人はスプリント競技の少年男子カナディアンシングル5000メートルに出場します。高校入学からカヌーを始めた二人。練習では長距離を漕ぎきるために、筋トレやランニングなど、持久力向上に取り組んでいるといいます。虎駕さんは「昨年は入賞できなかったが、今年こそ入賞する」、澪鳳さんは「県大会で負けたライバルにリベンジする」と意気込みます。
■地域×企業のウェルビーイング実現 SDGs人的資本認定機構と市が連携協定
個人の健康や企業の健全性、心身が満たされている状態であるウェルビーイングの実現をめざす一般社団法人SDGs人的資本認定機構と市が「森林(もり)まち宍粟包括連携協定」を締結しました。協定では市の「森林セラピー」や「発酵」の取り組みを生かした企業向けのプログラムを開発・提供し、関係人口の増加と地域活性化につなげます。市長は「宍粟特有の資源を生かし、来てくれる人たちが元気になれば」と述べ、同法人の伴裕美(ばんひろみ)理事は「近年はストレスが問題視されている。宍粟市の森林セラピーなどを通じて日本の元気を底上げする」と力を込めました。
■千種中7年生が地元企業を訪問 鉄の加工方法を間近で見学
千種中学校7年生の13人が3月14日、地域について学ぶ「千種学」の授業で、千種町黒土で配電盤などの電気設備を収納する筐体(きょうたい)を製造する「株式会社プラントリイ」を訪れました。生徒らは同社代表取締役社長の鳥居史郎さんから会社の成り立ちや製品の出荷先などの説明を受けた後、2班に分かれて、機械を使って鉄を切断したり、曲げたりしてつくられる筐体の製造工程を見学。見慣れない光景に「すごい」と感嘆の声をあげ、目を輝かせていました。見学を終えた秋武蓮さんは「色々な設備を見ることができて勉強になった」と話しました。
■133年の歴史に幕城下小学校で閉校式
4月から戸原小学校と一つになる城下小学校の閉校式が3月8日、同校で開かれ133年の歴史に幕が下ろされました。城下小学校は明治25年に「城下尋常小学校」として開校し、昭和30年に「城下小学校」に改名。これまでに8420人(予定含む)が巣立ちました。式典で中田直人教育長は「元気いっぱい、笑顔いっぱいの学校を作ってください」とあいさつ。和田光弘校長は「戸原小学校の友達と力を合わせ、宍粟一の学校を作って」とエールを送りました。式典のフィナーレには出席者全員で校歌を合唱し、校旗が市長に返還されました。児童らは今春から「山崎南小学校」で学校生活を始めます。
■研修医が臨床研修修了 総合病院若手医師育成に取り組む
宍粟総合病院で3月25日、臨床研修修了証書交付式が執り行われ、同院の佐竹信祐院長が、2年間の臨床研修を終えた研修医4人に修了証を手渡しました。同院は、次の世代を担う医師を育てようと「へき地医療拠点病院」と「基幹型臨床研修病院」の指定を受け、2013年から10年以上にわたり若手医師の育成に取り組んでいます。これまでに30人以上の研修医を受け入れており、多くの研修医が新病院に期待を寄せ、働きたいとの意向を示しています。佐竹院長は「医師確保のためには現行の計画を着実に進めることが重要」と力を込めました。
■無人航空機活用で災害対応強化へ ドローン2社と市が連携協定
無人航空機を所有する株式会社エアーアシストジャパン(佐用町)と株式会社ドリームクエスト(岐阜県大垣市)の2社と市が3月18日、「災害時における無人航空機を活用した支援活動に関する協定」を締結しました。協定により災害が発生した場合に両社が市の要請を受け、ドローンを活用した物資運搬や被災者の捜索、被災状況の確認などを行います。協定式で株式会社エアーアシストジャパンの椿祐樹代表取締役は「ドローンを人の役に立てるように活用できれば」と話し、株式会社ドリームクエストの志村孝夫代表取締役は「遠方だからこそできる支援をしたい」と述べました。
■全員で口笛の演奏も 春を呼ぶくちぶえコンサート
「くちぶえコンサート」が3月26日、はがてらすで開催され、市内外から参加した約50人が口笛の音色に聞き入りました。姫路市在住の口笛・篠笛奏者の奈帆子(NAOKO)さんが、春にちなんだうぐいすの鳴き声やさくらさくらのほか、若者に人気のBling-Bang-Bang-Bornやミッキーマウスマーチなどの演奏を口笛で披露すると、観客らは曲に合わせて手拍子をしたり、奈帆子さんから口笛の吹き方を教わって全員でフィナーレに口笛を吹いたりと、会場内が一体感に包まれました。波賀町から参加した女性は「家でも口笛を練習して吹いてみたい」と笑顔でした。
■保健や医療、介護、福祉施策の連携強化へ 市医師会と総合病院、市が連携協定
一般社団法人宍粟市医師会と公立宍粟総合病院、市の三者が3月6日、「地域医療の充実に関する連携基本協定」を締結しました。協定で三者は新病院開院に向け、これまで以上に保健や医療、福祉施策などで積極的に協力し、地域医療の課題解決に取り組むほか、災害や新興感染症発生時に適切な対応ができる医療体制の整備を進めます。協定式で市医師会の山岸洋之会長は「協定の締結はゴールでなくスタート地点。協力して地域医療を守っていきたい」と述べ、福元市長は「これまで以上に連携し、地域医療の課題解決に取り組む」と力を込めました。
身近な話題を投稿しませんか?
・まちかど掲示板
※二次元コードは本紙をご覧ください。