子育て 保健・医療・福祉のサポートネットワークケアステーションかんざきだより

◆完璧じゃなくてもいいんだ~理想に向かって進む親の姿が子どもを育てる~
子どもに「失敗してもいいよ」「分からない時は素直に言おうね」と伝えながら、実は自分が一番失敗を恐れ、素直になれなかったということはありませんか。
普段、親も必要以上に失敗を恐れたり、弱さを隠そうとしてしまうことがありますが、そんな弱さや不完全さも含めてありのままの自分をみせることも必要なのかもしれません。それによって子どもは、「お父さんやお母さんでも間違えたり、迷ったりするんだ」と理解し、自分の感情や行動に対する受容性が高まるからです。
ですから、いつも失敗を恐れていた大人が勇気を出して新しいことに挑戦する姿や、間違いをごまかさず「ごめんね」と素直に謝る姿もみせてあげましょう。葛藤がありながらも前に進む姿や誠実さをみせることが、子どもたちにとって何よりの学びになります。
親は「ちゃんとしているべき」存在ではなく、「ちゃんとしたいと願って努力している姿」が、言葉以上の力を持つのではないかと思います。
自分の弱さや未熟さを認めるのは、簡単なことではありませんが、理想の自分に向かって前向きに進む姿をみせられたらいいですね。

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