くらし 【特集】かみかわを知る(1)

■令和7年度予算が決まりました 神河町全体の予算は183億8,690万円
令和7年度の神河町の予算が決まりました。13会計を合わせた予算の総額は対前年度比4.0%増の183億8,690万円で、このうち一般会計は対前年度比7.6%増の101億3,100万円となりました。
令和7年度予算は、国の令和6年度補正予算、特に地方創生2.0の展開のため創設された「新しい地方経済・生活環境創生交付金」、補正予算債などを活用し、令和6年度補正予算と一体として、令和7年度町政運営の基本方針に沿って編成しました。各種事務事業の検証をもとに、スクラップアンドビルドを基本に財政調整基金に頼らない、そして過度に地方債に依存しない予算編成を基本に据えながらも、喫緊の行政課題に対応するため、積極的な財源配分を行いました。
神河町を取り巻く環境は、不確実性、不透明性の高い厳しい環境ですが、限られた財源の中で、課題の選択と集中に取組み、質の高い公共サービスを効率的・効果的に提供することができるように、さらに取組んでまいります。

■令和7年度予算

■神河町の予算の概要
町の予算は一般会計、特別会計、企業会計の3つから構成されています。このうち、町民の皆さまの生活全般にわたる施策を行うために使われる予算が一般会計です。これに対し、特定の事業を一般事業と切り離し、独立した経理を行うのが特別会計で9事業あります。企業会計は地方公営企業法の適用を受けるもので、上・下水道事業と病院事業があります。ここでは、一般会計予算を中心に令和7年度予算の概要をお知らせします。

■令和7年度神河町一般会計、特別会計および企業会計の当初予算額
(△はマイナス表示)

※企業会計の予算額は3条支出予定額です。
※万円以下を各会計で四捨五入しているため、合計額は一致しません。

■1 一般会計
◇歳入
町が自ら徴収したり収納する自主財源は、34億7,497万円で、歳入全体の34・4%を占めています。このうち皆さまから納めていただく町税は対前年度比2・4%増の18億1,847万円となっています。一方、国や県から受ける補助金や交付金は依存財源として65・6%を占め、66億5,603万円となっています。このうち標準的なサービスができるように国から交付される普通交付税は32億円、特別交付税は5億円で地方交付税総額は37億円となっています。国や県からの補助金や負担金は対前年度比7・7%増の13億2,346万円、そして町が建設事業に充てるための借入金である町債は対前年度比23・5%増の11億4,600万円となっています。
本年度は、財政調整基金繰入金を対前年度比3,600万円減額し、3億円繰入しています。

◇歳出
まず、減らすことが難しいとされる義務的経費(人件費・扶助費・公債費)は36億4,673万円で、歳出全体の36・0%を占めています。
人件費は前年度比7・2%増の14億2,884万円で、今後も定員適正化計画に沿い定員・給与の適正化を着実に実行していきます。
扶助費は前年度比5・0%増の8億8,851万円。これまでの事業で借り入れた元金と利子を支払う公債費は、対前年度比1・3%増の13億2,938万円となっており、辺地債、過疎債等の償還金が徐々に増えています。
それ以外の経費では、物件費として行政全般に係る電算システム関連経費(システム標準化)、各施設の維持管理に要する経費や事務事業全般にわたる諸経費など対前年比12・3%増の21億3,600万円。補助費等は公営企業(水道・下水道・病院)や一部事務組合への負担金などで対前年度比7・4%減の17億7,424万円。出資金として、病院事業会計、下水道事業会計へ2億6,031万円を計上しています。繰出金は各特別会計の事業運営経費として対前年度比2・5%減の6億316万円を計上しています。投資的経費は、中播消防署北部出張所建設費用および本署建設負担金の増額等により、対前年度比30・9%増の16億1,015万円となりました。

一般会計における町民1人あたりの予算額は…1,001,186円となっています。
(令和7年1月31日現在の人口10,119人)単位:円

■2 特別会計
各事業とも収支の均衡と業務運営の合理化・効率化を図り予算編成を行いました。

■3 企業会計
各事業とも経営戦略を基本に経営健全化計画を着実に実行し、経営の健全化に取り組みます。

問合せ:総務課
【電話】34-0001