- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県太子町
- 広報紙名 : 広報たいし 2025年7月号
町立各学校園所の教育方針や目標、教育成果、活動実績などを町民の皆さんにお知らせし、地域から信頼される学校園所づくりにつなげます。今月は、太田幼稚園の取組をご紹介します。
■太田幼稚園
園長 川上智美
《自分らしさを発揮しつながりを大切に育ちあう子どもの育成》
◆取組の概要
本園は、今年度新入園児40人を迎え、元気な声が響く、3~5歳児114人の園です。園歌で歌われる丹生山のふもとで、檀特山を間近に見ながら、さまざまな年齢の幼児が互いに関わり合いながら生活しています。
◆保育活動の紹介
(1)安心してその子らしさをありのまま表現できる子ども
3歳児は初めての園生活に泣く子もいましたが、保護者の皆さまの温かい見守りとお兄さん・お姉さんたちの優しさのおかげで、笑顔が見られるようになりました。一人一人のありのままの姿を受け入れ、信頼関係を築きながら、その子らしさが出せる温かい関わりを行っています。
(2)楽しい・おもしろい・やってみたいなど、興味・関心をもって遊ぶ子ども
季節を感じながら、その時期にしか経験できない遊びができるよう環境の工夫をしています。
今の時期は、色水遊びや泥んこ遊びなど、全身で水や泥の感触を楽しんでいます。直接体験を通して、「もっとやりたい」「なぜ?」など、興味や関心を引き出せるような環境構成を行っています。幼稚園での遊びは小学校での学びにつながっています。
幼稚園で経験したことを基盤にして小学校での学びの楽しさにつながるよう、小学校やこども園の先生たちとの連携、園内での研究・研修を行い、学びがつながる保育に取り組んでいます。
(3)人とのつながりを感じ、関わることが楽しいと感じる遊びの工夫
おはなし会やお茶会、また小中学生やこども園など幼稚園を取り巻くさまざまな年齢の人と関わる機会を大切にしています。多様な感情体験をすることで、相手に親しみをもったり、思いに気付いたり、がんばってみようと思ったりするなど、人を信頼する気持ちや人と関わる楽しさなど心の成長につながるよう努めています。また、園では異年齢での活動を通して、他者を思いやる心や必要とされる有用感が育まれるよう取り組んでいます。
<太田地区の皆さまへ>
おおだっこ通信 回覧中
地域の幼稚園として太田幼稚園の子どもたちが遊びの中で学んでいるところや育っているところ、子どもたちのきらきら光る感性をつぶやきや写真などでお知らせしています。
毎月回覧していますので、ぜひご覧ください。