- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県太子町
- 広報紙名 : 広報たいし 2025年9月号
◆ピックアップ(1)人間の生き方講座
南総合センターで開催している「人間の生き方講座」で、日本初開催のデフリンピックを題材にした人権講座を開催します(日時など詳細は、23ページを参照)。
〇デフリンピックとは!?
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年に1回開催される「聞こえない・聞こえにくい人のためのオリンピック」です。第1回は、1924年にフランスのパリで開催されました。「東京2025デフリンピック」は、100周年の記念すべき大会で、11月15日土から26日水までの間、日本では初めて開催されます。
競技場に入ると補聴器などの使用が禁止され、国際手話のほかスタートランプや旗などを使う競技運営など、「目」で見て分かる工夫がされている点も注目ポイントです。ぜひ皆さんも一緒に応援しましょう。
◆ピックアップ(2)「手話言語の国際デー」関連イベント
毎年9月23日は「手話言語の国際デー」とされており、また、令和7年6月には「手話に関する施策の推進に関する法律」が制定され、同日が「手話の日」と定められました。
本町では、和のまち太子の手話言語条例に基づき、手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう、共生する社会の実現をめざして手話に関する理解と関心を深めるための啓発活動などを行っています。
〇庁舎壁面ライトアップ
啓発活動の一環として、手話言語のシンボルカラーである青色に役場庁舎をライトアップします。
期間:9月22日🈷~23日(火・祝)日没~21時
場所:庁舎北側壁面
〇図書館での特設書架ブースの設置
「手話を知って、手話でつながろう」を合言葉に、関連図書の特設ブースを設置します。お子さんにも読んでいただきやすい図書などもありますので、ぜひこの機会に手話やろう者について知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
※ご自由に持ち帰りいただける町作成のリーフレットも配架しています。
期間:9月13日(土)~28日(日)
※休館日を除く
場所:町立図書館
(ちょっと一言・・)
太子町で手話体験ができる場として、町ボランティアセンター登録団体の「太子手話サークルぶらんこ」が活動されています。気軽に手話に触れるとともに、耳の聞こえない人との交流を通じて理解を深めてみませんか。興味のある人はぜひお立ち寄りください。
「太子手話サークルぶらんこ」の活動
日時:
・(昼の部)第1・2・3月曜日 10時~12時
・(夜の部)第3土曜日 19時~21時
※両部ともに祝日の場合はお休みです。
場所:地域交流館2階(令和8年度以降は保健福祉会館となります)
◆私たちの責務と役割
「和のまち太子の手話言語条例」には、その基本理念に基づき、町、町民、事業者の責務と役割として、次のように掲げています。
【町の責務】
手話に対する町民の理解を促進し、手話の普及を図り、手話が使用しやすい環境にするため施策を実施する。
【町民の役割】
手話やろう者などについて理解を深め、町の施策に協力するよう努める。
【事業者の役割】
手話やろう者などについて理解を深め、手話を必要とする人が利用しやすいサービスの提供、ろう者が働きやすい環境の整備に努める。
今後も、手話は言語であるという認識のもと、関係団体や学校園などとも連携しながら、法律や条例などの主旨に沿った各種施策の推進や情報の発信、意識啓発活動などに取り組み、手話で話せる環境づくりを進めて、誰もが安心して生活できる地域社会をめざします。
問い合わせ:社会福祉課
【電話】277-1013
【FAX】277-6031