- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県佐用町
- 広報紙名 : 広報さよう 令和7年12月号
◆Another Story 紡がれた伝統の先に
“味をつなぐ”佐用の物語は、次の世代にも息づいています。伝統の畜産から生まれた、もう一つの物語。佐用高校が手がけるブランド卵「さよたま」が、いま新たな一歩を踏み出しています。
◇「さよたま」が全国3位の快挙
さよたまの魅力を発信する「こっこくらぶ」
佐用高校では、平成17年までは畜産科があり、牛・豚・鶏の飼育を通じて、地域産業を支える実践的な学びが行われてきました。その伝統を受け継ぎ、現在の「農業科学科」でも、但馬牛の子牛や鶏の飼育に取り組んでいます。中でも、近年特に力を入れているのが卵の生産です。
約千羽のニワトリが産む卵を「さよたま」としてブランド化。卵特有の臭みが少なく、ビタミンEを通常の約10倍含み、濃い黄身色が特徴です。
その評判は広まり、週1回の校内直売では毎回50人以上が列をつくるほどの人気に。さらに学校給食にも提供し、地産地消や食育にも貢献しています。
そんな「さよたま」が、東京で開催された「卵フェス2025」に初めて出品。生徒たちが3日間にわたり来場者に魅力を伝え続けた結果、初出場ながら全国3位に輝きました。企業が手がける高級卵が並ぶ中で、高校生チームが快挙です。
部長の山本結翔(ゆうと)さん(たつの市)は、「入賞の知らせを聞いてびっくりした。これまで先輩たちが紡いできた畜産の知識が自分たちにも受け継がれていると実感した。この結果を励みに、もっとPRしていきたい」と話します。
伝統の畜産から生まれた“佐用の味”をつなぐ物語は、次の世代にも息づいています。
Instagram開設
卵の販売日や、活動の様子がアップされます
食卓に笑顔が集まると、まちの味が育っていきます。
佐用の肉文化は、そんな時間を大切に守ってきました。
育てる人、売る人、つくる人、食べる人。
そのひとつひとつの営みの積み重ねが、今日の″佐用の味〟を形づくっています。
『特別じゃなくていい』
いつもの食卓を、いつもの肉がおいしくしてくれる。
その何気ない日々こそが、まちの宝物なのではないでしょうか。
そしてここから先の物語は、あなたの番です。
ページをめくってみてください。
ほら、もうおいしい匂いがしてきます――
