- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県香美町
- 広報紙名 : 広報「ふるさと香美」 第246号(令和7年9月号)
■自分史、わが村史づくりに挑戦! ~自分史講座、わが村史講座~
現在、村岡区中央公民館では、自分史講座、わが村史講座を開催しています。黒田一正さん(米子市、編集工房「遊」)を講師に、計9人の講座生が自分の生きてきた歩みや思い、村の歴史を書きだし、整理しながら、自分史・わが村史づくりを進めています。
8月19日の両講座では、各自がまとめる資料に講師から専門的なアドバイスをもらっていました。
自分史講座に参加する小代区貫田の宮脇寿一さんは「多くの人たちの思いを書きしたためられる機会に出会った講座に感謝したい」と話しました。また、わが村史講座に参加する村岡区口大谷の岡澤荒夫さんは「これまで自分の村でもわからないことが多かったので、村の歴史を書き残したい」と話しました。
■小代の川で魚のつかみ取り ~土曜チャレンジ学習~
8月23日、小代区の久須部川で、土曜チャレンジ学習(通称「サタチャレ」)のプログラムとして「小代の川でいけすづくりand魚のつかみ取り体験」を実施し、小学生30人が参加しました。
作ったいけすの中に180匹のニジマスを放流。子どもたちは、野外活動指導員の伊藤達巧(たつよし)さんによる魚のつかみ方の説明を受けた後、苦戦しながらも楽しく真剣にニジマスをつかみ取りしていました。
また、流れる自然の滑り台を滑るなど、歓声を上げながら水遊びをしていました。
初めて魚のつかみ取りをしたという関颯介(そうすけ)さん(9)は「難しかったけれど楽しかった。取った魚を食べることが楽しみ」と笑顔で話しました。
■いろいろな関係者になってほしい ~人権講演会~
8月23日、香住区中央公民館で「人権文化をすすめる町民運動」事業の一環として人権講演会を開催し、約180人が来場しました。
元神戸新聞記者で、フリーライターとして活躍する角岡伸彦さんを講師に迎え「これからの部落問題」と題して講演を行い、来場者は「これまで」と「これから」の部落問題、差別とは何か、どのようなケースで部落差別があるのかなどについて学びました。
角岡さんは「部落問題を学習するのは差別があるからで、差別があるから反差別運動がある」と話し、また「この問題だけでなく他の問題にも関心を持ち、自分には関係ないと思わず、いろいろな関係者になってほしい」と訴えかけました。
■夜空に浮かぶ月や星を観察 ~夏休み出前星空観望会~
7月下旬~8月下旬にかけて計6回、香住区内各地で、夏休み出前星空観望会を開催し、家族連れなど77人が参加しました。
参加者は、観測指導員による星の解説を聞きながら天体望遠鏡をのぞき、月やアルタイル、ベガ、アークトゥルス、スピカなどの星を観察。夜空に浮かぶ光り輝く月や星に感嘆の声を漏らしていました。
また、望遠鏡の接眼レンズにスマートフォンのカメラを近づけて月を撮影し楽しんでいました。
8月6日の観望会に親子3人で参加した香住小6年の池垣花奏(かなで)さんは「きれいだった。星を見ることは好きなので、また機会があれば参加したい」と話してくれました。
■矢田川の生き物と触れ合う ~ふるさとおもしろ塾~
8月1日、射添小学校前の矢田川で、ふるさとの自然や歴史を学ぶことを目的に、ふるさとおもしろ塾「川の生き物を知ろう!」を開催しました。
この日は、射添小学校の5人とその保護者が参加。参加者は矢田川に入り、網にかかったアユを苦戦しながらも楽しそうに手でつかんでいました。
また、ふるさとものしり博士の西田昭夫さんを講師に「スジエビ」や「カゲロウ」「カワゲラ」などの水生昆虫を採集し、観察を行いました。
魚が好きで普段から川に入っているという田中悠馬(ゆうま)さん(10)は「アユを網から取り外すことが難しかったけれど楽しかった。自分たちで取ったアユがおいしかった」と満足そうでした。
■香美町の現状と課題を考える ~村岡高校 地域探求講演会~
8月6日、村岡高校の「地域探求」授業の一環として、地域アウトドアスポーツ類型地域創造系の生徒12人を対象に、穴田副町長による地域探求講演会が開催されました。
副町長は「香美町で“豊かに”暮らす」をテーマに、お金や暮らし、自然、食などで香美町と東京を比較し、生徒たちに「本当に都会は豊かで田舎は貧しいのだろうか。香美町は田舎であるが、東京にも負けない魅力がたくさんある」と語りかけました。
また、生徒たちは講演を受けて「理想の暮らしとは」「理想の暮らしを香美町で送るために必要なものとは」についてグループ討議を行い、発表。香美町の現状と課題について真剣に考えました。