くらし 教育長に森田篤志氏が就任

山本真前教育長の退任(8月31日付)に伴い、8月22日に町議会の同意を得て、9月1日、森田篤志氏が教育長に就任しました。

■ふるさとの未来を担う子どもたちの「共育」の創造
この度、教育長を拝命しました森田篤志です。歴史と自然に恵まれたこの町で、前任の山本教育長の意を受け継ぎ、「生涯にわたって生き生きと輝く教育~豊かに人と人とがつながり新温泉町の明るい未来を切り拓く~」という教育構想の理念の実現に向けて更に邁進してまいります。
新温泉町は、豊かな文化と地域の絆に支えられた町です。子どもたちは、その中で地域の人々の温もりを感じながら成長しています。一方で、少子化や家庭環境の多様化、情報化社会への対応など、教育を取り巻く課題は年々複雑さを増しています。こうした現状に対し、私たち教育行政は、未来を生きる子どもたちが自立し、自分の足で自分の人生を切り拓く「生きる力」を身に付けられるよう教育環境づくりに全力を尽くしてまいります。
教育とは「人を育てる営み」であり、「人づくりは町づくり」と言われるように、本町の未来を築く礎だと考えます。学校だけでなく、家庭や地域社会が一体となって子どもたちを育てる「共育」の姿勢を大切にして、町全体で支え合う教育を推進してまいります。
現在もコミュニティ・スクールの展開で、どの学校も地域と共に歩んでいます。また、GIGAスクール構想という一人一台のタブレットを使っての学びも、このたびタブレットが更新されます。それらを受け、郷土愛を育む教育、自然とのふれあいを通じた体験教育、ICTを活用した学びの充実、さらに教職員の働きやすい職場環境づくりに力を入れ、教育現場の持続可能性を高めてまいります。
町民の皆さまの声に耳を傾け、開かれた教育行政をめざしながら、子どもたちが「この町に生まれてよかった」と思えるような教育を実現していく所存です。どうぞ、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。