くらし 〔市政ニュース〕令和7年度の主な事業

■地域と共に、一人ひとりの豊かな未来を育む「教育・子育て」の充実
▼みんなの学校プロジェクト・学校三部制の推進
「みんなの学校プロジェクト」の推進にあたり、学校教育だけでなく、生涯教育及び社会教育の活動の拠点とする具体策として学校三部制(注)を導入することで、こどもから高齢者までが生きがいをもちながら支え合って暮らす社会を目指します。

○地域連携型の新しい校舎の整備(山の辺小学校・柳本小学校)
築57年を経過し、老朽化が深刻な山の辺小学校・柳本小学校を建替えることとなりましたが、その際に学校教育と生涯教育及び社会教育との機能を複合化し、児童だけでなく、学校三部制による地域の利用者にとっても使いやすい施設となるよう整備します。
令和7年度は、既存校舎の解体工事設計委託並びに発注支援及びプロポーザル支援業務委託などを行い、計画的に建替え事業を実施します。

○学校三部制運営事業
学校施設を地域の活動で使用できるよう備品などを整えるとともに、地域の利用者専用の入口をリモートロックシステムで管理するセキュリティの対策を施し、地域の大人が使いやすい環境となるよう施設の充実を図ります。
(注)学校三部制とは
時間軸ではなく、学校教育の活動を第一部、学童保育や放課後の活動など児童または生徒のために行われる活動を第二部、これらに類しない地域の活動を第三部と位置づけ、学校教育に支障がないと認める限りにおいて、学校を活用していくもの

小学校整備事業発注支援業務 11,170千円
小学校改修・解体工事設計事業 12,595千円
学校三部制運営事業 2,058千円

■市民の命と暮らしを守る「安全・安心」のまちづくりの実現
▼小・中学校屋内運動場、幼稚園遊戯室等空調機設置事業
市立小中学校の屋内運動場、北中学校柔剣道場及び幼稚園遊戯室には、現在、冷房の設置がありませんが、児童・生徒・園児の熱中症対策を図るため、また、災害時の避難所としての生活環境の改善を図るため、これらの施設に空調機を設置します。

▼災害時初動体制・避難所環境整備事業
東日本大震災や能登半島地震などにおいて、発災直後の物資調達や配送に支障が出て流通備蓄が機能しなかった教訓を活かし、避難所開設の初動体制を確保するための備蓄、資機材として、トイレ処理剤、断熱シート、保温アルミシート、簡易ライト、ヘルメットなどを整備し、災害体制を強化します。
また、国の「新しい地域経済・生活環境創生交付金(地域防災緊急整備型)」を活用し、避難や避難後のストレスなど精神的・身体的負担による災害関連死の発生を防ぐため、パーティション、シャワーシステム、エアーテント、蓄電池などを整備して、避難所環境の改善を図ります。

小・中学校屋内運動場等空調機設置事業 297,175千円
幼稚園遊戯室空調機設置事業 10,500千円
災害時初動体制・避難所環境整備事業 66,945千円

■人口減少社会に適応した持続可能な「行政サービス」の実現
▼スマート自治体推進事業
住民の利便性向上や組織全体の業務効率化を推進するため、電子決裁やオンライン申請のほか、「書かない窓口」「窓口DXSaaS」の令和8年度の導入に向け、自治体DXに取り組みます。
また、令和6年度に引き続き、最新のデジタル技術やRPAなどを活用できる「DX推進リーダー」を育成します。
さらに、既に実装済みの窓口支援システムを活用し、身近な人が亡くなられた際に必要な手続きをワンストップで行える完全予約制のブース「おくやみコーナー」を設置します。

令和7年度事業費 19,060千円