- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県宇陀市
- 広報紙名 : 広報うだ (2025年4月号)
毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■ウコギ
ウコギには北の方に自生するエゾウコギ、山に自生するウコギ、暖かい地方ではヤマウコギ(オニウコギ)などがあり、根の皮は五加皮(ごかひ)と呼ばれ、滋養強壮、強精、鎮痛剤に利用します。特に腰痛や腰、脚に麻痺などがある人には欠かせない植物です。エゾウコギやウコギの新芽が伸びる四、五、六月に、新芽や若葉を採集して、生のまま汁の実としたり、衣を付けててんぷらにしたりするほか、そのまま茹でて水にさらし、あえ物、お浸し、煮付け、汁の実とします。また、若葉を、塩とだし汁で味付けしたご飯の炊きあがりに交ぜると、ウコギ飯となりおいしくいただけます。ただし、生のままの葉を多量に入れると香りがきつくなりすぎますので、葉の量が多いときには、茹でた葉(少し塩を入れてゆでると色がよい)を交ぜるのがコツです。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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