くらし 議会だより 令和7年 第3回 山添村議会定例会の結果(2)

◆契約
▽工事請負契約の締結について(賛成多数で可決)
契約目的:山添村立山添小中学校建設工事
契約方法:一般競争入札
契約金額:526,751,500円
契約相手:奈良県大和郡山市筒井町51番地3号 藤本建設株式会社 代表取締役 藤本正成 氏
工期:令和7年9月5日から令和8年7月31日まで

〔反対討論〕三宅正行 議員
近年の入札について、参加者の精度が上がってきている中、今回2社が同じ金額になった。高額かつ多岐にわたる工事概要を考えると、契約を認めるかどうか検討する期間が必要であると考え、反対する。

▽財産の取得について(全会一致で可決)
取得財産:多目的バス
入札方法:指名競争入札
金額:10,093,670円
契約の相手方:奈良県山辺郡山添村大字広代1431番地 有限会社YHKサービスステーション 取締役 𠮷原正浩 氏

◆その他
▽野村栄作村長に対する問責決議について(賛成少数で否決)
山添村長選挙を前に村長は公職選挙法違反ともとれる行為を繰り返しており、選挙の基本は公正なルールを遵守しながら村民の信任をより多く得た者が当選するというものであり、わずか1か月に違反ともとらえられる行為を繰り返すことは民主主義に対する冒とくであると考える。村長は村の最高責任者であり政治倫理の鑑でなければならない存在であるが、公職選挙法の知識が乏しく遵守する意識が低いと言わざるを得ない。村長に各種法令を遵守することを強く促し村長の責任を問い猛省を強く求める決議が三宅議員から発議されたが賛成少数により否決された。

〔反対討論〕奥谷和夫 議員
現行の公職選挙法は、選挙活動や政治活動を制限し規制する内容となっている。本事案については、違反の恐れのある内容も含んでいるが、グレーゾーンにあたるものである。法令の遵守はもちろんだが、本決議が可決されれば、公職選挙法の規制がさらに強化されることになるため反対する。

〔賛成討論〕野村信介 議員
選挙が公平に行われなければ民主主義の基本が崩れる。公職選挙法をしっかり守り、全ての立候補者が対等に活動するという前提で戦っている。違反とも捉えられる行為に対して反省、学習、繰り返さないようにという姿勢が認められない。以上の点から賛成する。