- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県山添村
- 広報紙名 : 広報やまぞえ 令和7年11月号
■野村信介
「ゼロから再出発 〜二期目の抱負〜」
皆様から寄せられた信任のおかげで、二期目を勤めさせていただくことになりました。ご支援に感謝申し上げます。しかし、私は、前回より得票数を大幅に減少させました。減少数は議員候補者の中では最大になってしまいました。これは反省しなければなりません。何が足りなかったのか、何が求められているのか考え直す必要があることを悟り、猛省の毎日です。
その結果、「ゼロ」からもう一度出発する決意に至りました。慢心の結果、この四年間に鈍感になってしまった感性を磨き直して、できることをひとつひとつやっていくことにします。どうか、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
再出発にあたり、本居宣長の次の言葉をもう一度紹介させてください。
『言挙(ことあげ)せぬ国には あれども 枉説(まがこと)の 言挙こちたみ 言挙す吾は』
難解な文章ですが、意訳すると「我が国は、伝統的に言葉に出して言い立てしない国だが、その一方で、邪な無駄話が横行している。だから、あえて、私は正しいと思ったことは躊躇せずに発言するよ」となります。先人の言葉を胸に、村の将来に寄与できるよう努める所存です。
■南 克典
この度の村議会議員選挙において地域の皆様のご推薦、ご支援を頂き、再度立候補をさせて頂きました。
今回、立候補に当たり幾つかの課題を掲げましたが、その中で少子化、高齢化、村人口の減少が最大の課題となっており、引き続き対応が求められています。
役場でお世話になりました行政経験と4年間の議員経験により「住みたい、住み続けたい山添村」を目指して活動を続けてまいります。
まず、「住みたい村」を目指すためには山添村の魅力、例えば手厚い子育て支援、充実した教育環境、快適な生活環境を強化、向上させると共に積極的な発信を行うこと。
また、「住み続けたい村」を目指すためには、高齢者が通院、買い物等に不便なく利用できるように、運行中のコミュニティバスの地域を更に拡大する等の施策を求める。また、農業の振興を図るため、農業従事者の高齢化に対応するため、営農組合等の活動に対し積極的な財政的、人的支援を求めたい。
以上、掲げました諸課題について、限られた予算の中ではありますが村長さん、議員の皆様と力を合わせ、より良い山添村となりますように努めてまいります。
■三宅正行
このたび皆様の温かいご支援をいただき議席を与えていただきました。心より感謝いたします。頂きました票の重みを忘れることなく、これからの4年間を頑張ってまいります。
さて本村の人口も3千人を割り込みました。4年前の選挙からですと340名減っています。それとともに高齢化率も52%、二人に一人が高齢者となっております。
こんな中で先ず地域の維持が難しくなってきております。小さな大字では役員の選出すらままならぬ状況で、大字の統合などが以前から叫ばれております。
それから医療については現在の診療体制の見直しも検討されており、今後の村内の交通も含めて問題を解決していかねばなりません。今唯一村外への交通は村の補助のもとではありますが、成功事例としてあげられるのではないかと思います。
上水道については数年前から水道管の布設替が始まり、しばらくは続くことになります。下水については施設の老朽化が進んでおります。耐用年数の過ぎた機械を使っているのが現状で、早急な対応が迫られております。
あと義務教育学校の工事、防災無線の進捗状況等多くの課題に向き合っていかなければなりません。
どうかこれからも皆様の温かいご指導とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
