健康 [国保中央病院より]「MRI検査を受ける前に…」

■Q1 MRI検査って?
MRI検査とは大きなトンネルに磁場を発生させて、磁石の力を利用して内臓や血管・組織を撮像する検査です。CT検査に比べ撮影に時間がかかるため広い範囲の撮影は困難ですが、良好なコントラストの写真、つまり病変と正常組織の区別がつけやすい写真を得ることができます。そのため、造影剤(画像診断検査をより分かりやすくする薬剤)を用いることがCTに比べ少ないのも特徴の一つで患者様にとってより安全な検査が進められると考えます。

■Q2 検査前の準備って?
金属などを持ち込むと吸い寄せられたり、発熱したり、画像に影響を与える可能性があります。金属(ネックレス・指輪、入れ歯、メガネ等、補聴器)や、貼り物(湿布・カイロ・エレキバン)、カラーコンタクトなどを身に着けている場合は取り外しが必要です。また、化粧(つけまつげ・マスカラ・日焼け止め等)、ネイルアート、マニキュアなども金属を含んでいるものがあるため、落としてもらう場合がありますので事前にご相談ください。
検査で来院される際、以上のことに注意し、事前に準備戴けるとスムーズに検査が進められます。

■Q3 注意する事って?
体内金属(人工内耳、ステント、インプラント、ペースメーカー、除細動器)やリブレ・刺青やアートメイク等がある場合、MRI検査を受けられないことがありますので予約時には必ず主治医にお伝えください。

その他、ご不明な点やご質問がございましたらお気軽に放射線科までご連絡ください。

診療放射線技師 船戸泰希