- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年6月号
5月7日(水)午前10時より、池の平公園招魂社におきまして、第八十回戦没者招魂慰霊祭がご遺族並びに、来賓の方々40名余りが参列し、しめやかに執り行われました。
式典は、入口副村長の開式の辞の後、国歌斉唱及び戦没者に対する黙とうが行われ、南村長の式辞、和田副議長・奈良県知事代理吉野福祉事務所の西川所長、遺族会山本会長の追悼の辞に続き、過去の戦争(西南の役、日清・日露戦争、第二次大戦)で犠牲になられた二百十三柱のご英霊の名前が読み上げられました。
次に、参列者全員による献花、また、戦後八十年に合わせ、遺族会より戦争の悲惨さと平和への思いを後世に残したいという思いから、忠霊塔の横に記念植樹を行いました。その後、遺族会会長の謝辞があり、森岡教育長の閉式の辞で幕を閉じました。
「私たちすべての世代の人々が、悲しみの歴史を繰り返さないとの決意を新たにするとともに、戦没者の方々が、かけがえのない命をもって示された戦争の悲劇さと平和の尊さを、風化させることなく次の世代へと語り継ぎ、健康で心豊かな平和な社会を未来永劫に実現していくことが、私たちに課された使命であると信じ、全力を尽くすことをここに誓います。」と南村長が式辞の中で述べられました。
平和であることの大切さを改めて考えさせられる一日となりました。