くらし 【特集】ゼロカーボンシティの実現に向けて

本町は令和2年12月のゼロカーボンシティ宣言において、「2050年に二酸化炭素の排出を実質ゼロとすること」を宣言し、実現に向けて取り組んでいます。
なぜ二酸化炭素の排出を減らさないといけないのか?
それは近年、みなさんが感じている夏の猛暑など、異常気象の原因となっているからです。
二酸化炭素の排出を減らすためにはみなさんの協力が必要不可欠です。
みなさんの取り組みが現在の生活環境を守ることにもつながり、那智の滝をはじめとする本町の自然豊かな環境を守ることにもつながります。
みなさんは、「ごみの減量化」を意識されていますか?
ごみの大半は、クリーンセンターで焼却処理しています。
ごみの減少→ごみを燃やす燃料が減る
そうなれば、二酸化炭素の排出が減るだけでなく処理費用の節約にもなります。
もう一つ、みなさんに考えていただきたいのは電気についてです。
日本の発電電力の約70%を占める火力発電は、「天然ガス」「石炭」「石油」などを燃料としており、二酸化炭素が排出されます。
また、「天然ガス」「石炭」「石油」などの資源も減少しています。
そして、日本ではその資源のほとんどを輸入しています。
近年、電気料金も値上がりしています。
環境にやさしい太陽光発電(再エネ設備)の導入で電気料金をお得にしませんか?

■二酸化炭素の排出を減らすためにご家庭ですぐ実践できるものがごみの減量化
・生ごみ処理容器の購入補助
・電機式生ごみ処理機の無料貸出なども行なっています。
※R4年度のごみ総排出量
ごみ総排出量:5,615トン(うち可燃ごみ 3,497トン)
ごみ処理費用:約3億円

■3R(スリーアール)って知っていますか?
リデュース…ごみそのものを減らすこと ごみになるものを買ったりしない
リサイクル…ごみと資源は、きちんと分別して出す
リユース…ごみとして捨てずに、繰り返して使うこと

■みなさんは太陽光発電についてどういったイメージをお持ちでしょうか?
・本当に得するのかな?
・導入する費用が高くてなかなか手が出せない
住宅用太陽光=売電のイメージがありますが、大事なのは「売電でいくら収入を得られるか」ではなく「どれだけ自家消費するか」です。
電気料金が高騰する中、自分たちが使う電気を自分たちで賄うという選択肢も考えてみてください。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■令和7年度は太陽光発電(再生エネルギー)を導入する重点対策期間とします!
○非FIT(自家消費型)の導入には補助金があります!
町内における自家消費型の太陽光発電設備(再生エネルギー)の導入を強力に支援することにより、二酸化炭素を削減し脱炭素地域の実現を図るため、令和5年度に創設しました重点対策加速化事業補助金の交付額を令和7年度より、個人は最大20万円、事業者は最大200万円増額する予定としています。

個人:7万円/kw(上限70万円)→9万円/kw(上限90万円)
事業者:5万円/kw(上限500万円)→7万円/kw(上限700万円)
※申請額が予算額に達した場合、受付を終了させていただきます。

お問い合わせ先:役場住民課環境係
【電話】52-0559