しごと キラリと輝く方々をご紹介♪ キラリ★なんぶびと Vol.50

東上に拠点を置く「Mフィールド」代表の松原享志さんは、長年培った知識と技術、そして何より「現場で木を切ること」への情熱を胸に、3年前に開業しました。
松原さんは以前、地元の森林組合に所属していましたが、年齢とともに総務や管理業務が増え、現場作業から離れる時間が増加。そんな中、「やはり現場で汗を流したい」という思いが募り、新たな道に進むことを決意しました。
「Mフィールド」では、その豊富な経験と技術を活かし、地域の方々の多様なニーズに応えています。主な業務は、田んぼの草刈りや、個人宅の庭木の剪定です。取材した日は、空き家となってしまったお宅の放置された庭木の剪定をされていました。大きく成長した木は、専門的な知識と技術がないと非常に危険な作業になるため、前職での経験を活かし、そうした高木の剪定や伐採も行います。
松原さんは前職の森林組合時代から地域の人たちとの繋がりを大切にしており、地域の人たちからの依頼は大きなやりがいを感じる瞬間だと言います。彼らの喜ぶ様子や「ありがとう」の一言が、仕事へのエネルギーに繋がっています。
現在、松原さんは一人で事業を切り盛りしていますが、人手不足に悩むことも。せっかくの依頼を断ってしまうこともあるといい、「ゆくゆくは従業員を雇い、より多くの地域の方の声に応えたい」と話されました。