くらし まちの話題

■JICA海外協力隊研修生が着任

南部町では、JICA海外協力隊員として海外へ派遣される前に自治体の地域活性化、地方創生等の取組を学ぶ派遣前訓練「グローカルプログラム」の実習生受け入れを行っています。
10月から12月中旬までの2か月半、南部町で活動する2名が地域おこし協力隊として着任しました。10月10日(金)に委嘱状交付式が行われ、陶山町長が「南部町で色々な経験をして、海外での活動の礎としてほしい」と激励の言葉を贈りました。2名は南部町での訓練後、中央アメリカのベリーズに派遣され、環境教育とPCインストラクターの職種で活動を行います。

■日本の文化を体験

9月25日(木)、ニュージーランドの高校生等約20名が南部町を訪れました。なんぶ里山デザイン機構の主催で、滞在中はお団子づくりや書道体験、いこい荘周辺の里山巡りツアーをしました。書道体験では、漢字で表した自分の名前の書写に挑戦しました。また、高姫地区の「えん処明神谷(みやじだに)」に宿泊し、日本文化を体感しました。
今回の滞在期間中、南部町国際交流協会をはじめ、町民の方々のサポートがありました。武田明光さんは「海外の方と交流する土壌づくりのきっかけになれば」と語り、元気いっぱいの学生たちと流暢な英語で接していました。


大規模災害発生時の円滑な災害緊急対応を実施するために、一般社団法人日本RV協会(荒木賢治会長)と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を締結しました。同協会はキャンピングカーの普及促進に向けて設立された一般社団法人で、全国20の自治体や機関と協定を締結しており、西日本の自治体では南部町が初めてとなります。
10月9日(木)、キナルなんぶにて協定締結式が行われました。これにより、災害が発生した際にキャンピングカーの提供を受けることができ、救護活動や宿泊拠点などとしての活用が期待されます。
キッチンやトイレ、ベッドなどの機能を持つキャンピングカーは、東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などの大規模災害において活躍しました。同協会の荒木会長は「キャンピングカーはレジャーのイメージが強いが、防災、会議、宿泊所など様々な活用ができる。機動力が高く、困ったときにすぐに駆け付けられるので、ぜひ役立ててほしい」と語りました。