くらし まちをよくするマイレポート

ブランディングって面白い
松江商工会議所青年部副会長 武田(たけだ)冬也(とうや)

松江YEG(松江商工会議所青年部)は、松江で仕事をする45歳以下の青年経済人の集まりです。私たち松江YEGは、複数の委員会で構成されており、6年度は「総務」「地域活性化」「ビジョナリー」「YEGネットワーク」そして私が副会長として担当する「ブランディング」の5つの委員会で活動しています。
このブランディング委員会では、広報を担っている一面もありますが、その名の通り会内外にブランディングを行う委員会になります。みなさんは"ブランディング"と聞くとあまりよく知らなかったり、少し敷居が高いと思われてしまうのかもしれません。ですが、例えば興味をもってもらいたい方と会話をする時に、表情や話し方、身だしなみなどの普段当たり前に行っている〔自分をよく知ってもらう〕ための所作も一つのブランディングと考えると意外とできちゃう気がしませんか?
ブランディングをしたい対象が、自分や組織、商品など形はさまざまありますが、大切なことは、"知ってもらいたい気持ち"とその"知ってもらう相手を知ること"。何やらややこしい言い方にはなりますが、従来の情報を送り続けるだけではなく、私たち自身が、まずは知ってもらいたい対象を知る事からブランディング活動がスタートしました。
そして昨年10月、総合広告代理店である電通九州様から講師をお招きし、ブランディングについての勉強会を開催した際、「ブランディングとは、人や企業の気持ちを思った先にあるモノ」と講師の方が話をされていました。私自身とても良い言葉だなと思うと同時に「これコミュニケーションという言葉でも置き換えられるんじゃないか?」と思いました。
人とコミュニケートする時には、相手のことを考え、聞き手と話し手を分け、人によっては言葉も選び、伝えたい事を伝えます。企業が人とコミュニケートしたい場合は、視聴者がどう見てくれるかを考え、チラシや新聞、テレビCM、ネットという媒体を選んで伝えたい事を伝える。相手のことを考えてメッセージを伝え、自分を知ってもらうということはブランディングであり、コミュニケーションとして置き換えて考えてみると、普段目にするさまざまな広告から今までと違ったメッセージが見えるのかもしれません。