- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年2月号
古原(こはら)徹(とおる)
2003年、松江北高校卒業。東北大学工学研究科修了。2009年アサヒビール入社。スーパードライ生ジョッキ缶を生み出した後、アサヒユウアス株式会社を社内起業。副業で女子美術大学の非常勤講師も務める。
この度、松江観光大使を委嘱いただきました、古原徹と申します。世間では、「スーパードライ生ジョッキ缶」の生みの親として知られています。生ジョッキ缶の大ヒットは嬉しかったのですが、売れれば売れるほどゴミが増えるビジネスモデルに、もやもやを感じていました。子どもができたことをきっかけに、「会社の利益のための仕事」から「将来世代のための仕事」に軸足を移したいと考え、SDGs関連事業の開発に自ら着手。機に恵まれて、サステナビリティに特化した新会社「アサヒユウアス」を社内起業することができました。アサヒユウアスでは、地域共創と資源循環を事業軸としており、自治体や企業と連携したサステナブルな製品開発を行っています。全国の自治体と共創する中で、「地元でも何かしたい」という想いが強くなり、松江市がSDGs未来都市に選定されたタイミングで、松江市にアプローチ。宍道湖のシジミ殻を再活用した「森のタンブラー宍道湖シジミ」を共同開発し、販売を開始できました。この商品のほか、母校である松江北高校前校長の泉先生とのご縁をきっかけに、松江北高1,2年生に向けて講演とワークショップをする機会をいただきました。実体験を元に、「会社にとらわれない、楽しい仕事のつくりかた」を伝えるとともに、生徒のアイデアを楽しく引き出すワークショップを開催。大変、盛り上がりました。前半の生ジョッキ缶開発秘話は、生徒よりも大人に刺さっていたかもしれません(笑)。
松江観光大使として、これまでの人生でつちかった企業、自治体、アカデミアとのコネ・チエを最大限活用し、「松江×○○」のコラボで新価値を生み出し、松江の発展に貢献していきます。何か一緒にやってみたい、という方はご連絡いただけますと幸いです(FacebookやXなどからお気軽にコンタクトください)。
「東京松江会」への入会者を募集しています。関東地方在住の人をご紹介いただける人はご連絡ください。
〒140-0001 品川区北品川1-1-16 第2小池ビル6階 (株)さんびる内 東京松江会事務局
【電話】090-1188-0776(幹事長 境真樹)
【E-mail】[email protected]