- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年3月号
飯石(いいし)三三男(みさお)
昭和33年生まれ。松江市では、昭和40年から昭和52年までの少年期から青年期を過ごす。松江南高卒業後、大学入学と同時に上京し現在に至る。東京松江会会員、東京島根県人会会員。
よく本名ですかと聞かれますが本名です。昭和33年3月30日生まれなので三三男(みさお)です。また、名字の飯石は、「出雲風土記」にも登場する地名の飯石郡(いいしのこおり)に由来します。
生まれたのは、出生時の住所表記でいうと仁多郡仁多町三成ですが、ここは、高天原を追放されたスサノヲが最初に降り立った船通山の近くにあり、出雲族であるというわが出自は、隠そうにも隠しようがありません。
木次出身の父の転勤で雲南の郡部を転々としたのち、昭和40年小2の時に松江市に落ち着き、法吉小、内中原小、松江三中、松江南高へと進み、卒業後、昭和52年に上京して都内の私立大学に入学。
そして、大学卒業後は、そのまま東京で就職して結婚、長男誕生というのがわたしの経歴です。
令和5年3月に定年退職を迎え、現在は自由な時間を生かして読書にいそしんだり、アマチュアの音楽仲間と一緒にさまざまなステージでメッセージソングを歌ったり、都内で活動する平和について考える小さな市民団体にも参加してネット上で新聞を発行したりしています。
わたしの世代が受けた歴史教育では、日本の神話の中に込められた古代の人々のものの考え方や感動の仕方などについてきちんと学ぶ機会がありませんでしたが、最近、「古事記」の中には、わが出雲族の遠い記憶を呼び覚ますために重要な記述がいくつもあることに気づかせてくれる本に次々と出会うことが出来ました。
空洞化していた自分のアイデンティティの源泉がそこにあることにようやくたどり着けたわけですが、わたしがここに至るまでには実に60余年を要したというわけです。
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