くらし 松江市の令和7年度 当初予算が決まりました

■一般会計予算総額は過去最大の1,130億円
7年度当初予算は、エネルギー価格や物価の高騰に対応しつつ、限りある財源を「MATSUE DREAMS 2030」に掲げる5つの柱に沿った施策に重点的に配分しました。
地域資源を生かした「松江ならでは」の、他の自治体に先駆けた取り組みに積極的にチャレンジし、本市のめざす将来像「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けて市政の歩みを着実に進めていきます。

■物価高騰対策事業
◆1.市民生活を支援
国の総合経済対策に呼応した物価高騰対策の実施

◇水道料金の減免などによる市民生活の支援
5億1,992万円
市民生活における負担の軽減を図るため、水道料金などの2カ月分(※平均的な3人世帯で6千円程度)を減免します。

◇小中学校、幼稚園、保育所などでの安定的な給食の提供と家計負担の軽減
3,747万円
給食用精米価格の値上がり分を全額助成することにより、給食費の急激な上昇を抑制し家計への影響を軽減します。

■松江市総合計画「MATSUE DREAMS 2030」の5つの柱に沿った主な事業
◆2.しごとづくり
地域に根差した産業を育み、持続可能な地域経済を導く

◇スマート農業推進と有害鳥獣対策強化などによる持続可能な農業の振興
4,401万円
地域特性を生かした持続可能な農業の展開に向けて、スマート農業技術の導入などへの支援を充実させ、農業の振興を図ります。

◇小泉八雲・セツのドラマを生かした観光振興
3,060万円
連続テレビ小説「ばけばけ」の放送を最大限に生かして、全国・世界に向けた松江の魅力発信・観光振興を図ります。

◇2025年大阪・関西万博を契機にした観光誘客
1,640万円
外国人観光誘客を促進するため、官民一体となって設立した「松江市インバウンド推進協議会」において、観光商品の造成とプロモーションを行います。
〔2025年大阪・関西万博開催(4月13日~10月13日)〕

◆3.ひとづくり
こどもたちを大切に育て、個性と可能性を伸ばすことができる地域社会の形成

◇子ども医療費助成の対象年齢を高校生年代まで拡大
9億9,389万円
子育てしやすい社会を実現するため、県と連携し、4月から、子ども医療費助成の対象年齢を高校生年代(18歳年度末)まで拡大します。

◇産後ケアの拡充
4,664万円
通常の産後ケアに加え、「温泉ゆったり産後ケア」を通年実施するとともに、集団で行う通所型の「みんなでHAPPY産後ケア」を新たにスタートします。

〔みんなでHAPPY産後ケア〕
・助産師による相談
・育児に関するお話
・ストレッチ
・ベビーマッサージ
・ママ同士の交流など

◆4.つながりづくり
歴史・伝統・文化・芸術・スポーツの魅力で人と人とのつながりを創出

◇松江城天守国宝指定10周年・天守保存150周年を記念する文化事業
867万円
松江城にまつわる節目の年を迎えるにあたり、歴史文化遺産としての松江城の価値や魅力を発信し、松江城天守を守り伝える機運を高めます。

◇さんびる文化センタープラバホールを芸術文化活動の拠点へ
186万円
こどもたちをはじめ多くの市民が、音楽を身近に感じられるよう各種事業を展開します。

◆5.どだいづくり
安心・安全な暮らしを守る、健康・医療・福祉の充実と都市基盤整備

◇大規模災害に備えた防災備蓄の充実
1,307万円
令和6年能登半島地震による被災地の状況を参考に、食料などの備蓄をさらに充実させ、より安心して避難所生活を送ることのできる体制を整えます。

◇新庁舎第2期建設工事の完了・第3期建設工事の着手
47億7,203万円
7年10月の2期棟の完成、8年5月の本館全体の供用開始に向け、工事を進めていきます。

◆6.なかまづくり
中海・宍道湖・大山圏域のスケール メリットと地域資源を生かした広域連携

◇中海・宍道湖・大山圏域市長会の連携強化
3,781万円
圏域5市(松江市・出雲市・米子市・安来市・境港市)と大山圏域7町村が相互に連携し、それぞれの強みとスケールメリットを生かして、圏域の発展を図ります。

7年度予算の詳しい内容は本紙P12に掲載しているほか、市ホームページでも公開しています。

問合せ:財政課
【電話】55-5182