くらし 江津市の予算

令和7年度当初予算が、江津市議会3月定例会で可決・成立しました。
今年度、江津市がどのようにお金を使っていくのか説明します。

令和7年度一般会計予算:187億5,100万円

■今年度の一般会計予算
一般会計の予算総額は187億5,100万円で、令和6年度と比べ2億7,700万円の増額となっています。これは、仮称西部統合小学校建設や通学路整備、防災集団移転促進事業などの継続事業に加え、自治体情報システム標準化・共通化など、DXの推進に係る事業費の増が主な要因です。
令和7年度においては、本市の特性や地域資源を活かした協働のまちづくりを推進していくという「江津市総合振興計画」の趣旨のもと、最重要課題である人口減少対策を推進するために必要な施策、「スマートシティ江津推進構想」に基づくDXの推進に引き続き重点を置き、編成しています。このほか、独自課題である地域医療対策、江の川流域治水、地域公共交通などに必要な経費も計上しています。
自治体業務が更に増大・複雑化する中、多様な業務に対する効率化の検討や各事業の費用対効果の検証・精査を行い、健全な財政運営に努めます。

■令和7年度の重点事業
▽通学路整備事業 約4億3,500万円
・道路改良工事
・カラー舗装工事 など

▽小学校教育施設整備事業 約1億9,900万円
・江津東小外壁等改修工事
・郷田小消防設備改修工事 など

▽防災集団移転促進事業 約3億3,200万円
・用地取得費
・基礎調査業務
・敷地造成工事 など

▽仮称西部統合小学校建設事業 約1億3,800万円
・建設事業関連用地登記業務
・敷地造成工事 など

▽自治体情報システム標準化・共通化事業 約2億6,300万円
・自治体システム標準化対応
・ガバメントクラウド利用料 など

■一般会計予算187億5,100万円の使いみち

▽歳入

自主財源:市が自主的に確保できる財源。
依存財源:国や県から配分される財源。
市税:地方税法に基づき、市民や法人から納めてもらう税金。
分担金及び負担金:市が行う事業によって利益を受ける人に負担してもらうお金。
使用料及び手数料:公共施設の使用料や各種証明書の発行時に支払われるお金。
繰入金:基金から繰り入れるお金。
地方譲与税・交付金:国や県が徴収した税金から市町村に配分されるお金。
地方交付税:各地域の地方税収の差を調整するため国から交付されるお金。
国庫支出金、県支出金:市が行う特定の事業などに対し、国または県から交付されるお金。
市債:国や銀行などから長期にわたり借り入れる資金。

▽歳出

議会費:議員報酬や議会の運営などにかかる経費。
総務費:財産管理や統計調査、地域振興や広報活動など、全般的な管理事務にかかる経費。
民生費:高齢者や児童の福祉などにかかる経費。
衛生費:医療やごみの収集などにかかる経費。
労働費・商工費:勤労者への支援や、商工業の振興などにかかる費用。
農林水産業費:農業や林業、水産業の振興にかかる費用。
土木費:道路の維持、住宅や公園の整備などにかかる費用。
消防費:防災などにかかる費用。
教育費:学校や図書館、社会教育や文化振興などにかかる費用。
公債費:借入した市債などを返済するための費用。

▽令和7年度江津市予算総括表
単位:千円

問合せ:財政課財政係
【電話】0855-52-7929