- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2025年7月号
■二地域居住のこれから
仕事や家庭の都合で転居はしたものの、定期的に元の家に戻って田畑の管理や近所の会合にも参加する方が増えてきているように感じます。
また、都会に居住しながらも仕事やさまざまなご縁を得て、雲南市と都会を行き来しながら暮らす人もいらっしゃいます。吉田町宇山の草刈り応援隊、大東町山王寺のオーナー・トラスト制度など、市外・地域外の力を生かす取り組みも進んできています。
人口は国勢調査や住民票の登録者数を基礎に計算されますが、実際には、数に現れない市外の方々もさまざまな形でまちづくりに参加されているわけです。
人口が減少する中では、こうした「関係人口」を増やすことで地域の行事や環境を維持し、活性化につなげていくことが今後ますます大切になっていきます。
国においては「ふるさと住民登録制度」の創設を検討しており、その成立に大きな期待をしています。
それぞれの地域の魅力を生かしながら、地域外の人々とも共に生きる「えすこな雲南市」をめざしていきましょう。