- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2025年8月号
■市民の声で動き出す!脱炭素アクション
◯事例紹介
《01 Mさんの再エネライフ(太陽光パネルを自宅に設置)》
10年前に、市の補助金を活用し、太陽光パネル(4.0kW)を設置しています。
自家消費を中心に、残りはFIT(固定価格買取制度)で売電。災害が起きても非常コンセントで充電が可能で、3日間自宅で過ごすことができます。
台所に発電モニターがあり、発電状況を確認できます。緑のランプがつくと、余剰分を売電しているサインなので、家族みんなでチェックしながら電気を使っています。
おすすめは子育て世代の方です。夏休みにこどもが自宅にいても、電気代を気にせず冷房を使用しています。
さらに、夜間の電気を使うので、蓄電地があればさらに電気代の削減につながります。
《02 Hさんの省エネライフ(電気自動車の活用)》
1年前に、2台目の電気自動車を購入しました。電気自動車歴5年です。
ガソリン車と比べて静かで、加速も良く、アクセルを踏む動きが伝わるので、雪道でも安心して運転できます。
自宅に太陽光発電設備と蓄電池を設置しているので、電気自動車の充電は再生可能エネルギーを使用するため環境にも優しく、電気代もほとんどかかりません。
1回の充電で180km走行可能で、雲南市から米子市へ往復走行できます。
急速充電で30分充電した場合、充電容量の50%程度です。市内にも充電設備を設置している公共施設が増えたため、時々利用しています。
ガソリン代の高騰に影響を受けることなく、停電時には蓄電池としても活用できるのでお勧めです。
《03 Tさんの省エネライフ(省エネ住宅)》
現在の省エネ住宅に住み始めて2年半になりました。
高気密・高断熱の家が良い事は知識としては知っていましたが、実際に住んで体感してみると、もう前の住宅には住めないほど快適で満足しています。
夏は再熱除湿機能付きのエアコン(8畳用)1台のみの稼働で、温度・湿度を一定に保っています。冬は床暖房と換気システムに付いている加湿機能で温度・湿度を一定に保っています。
省エネ住宅に住んで一番衝撃的だったことは「衣替えが無い」ということです。夏も冬も家の中では同じ服装で、こたつや冬用の布団も必要ありません。また、こたつや布団などをしまうスペースも節約になるので、昔ほどの収納スペースが無くてもなんとかなっています。さらに、高気密・高断熱だと壁や窓も厚いので、音が外に漏れにくく、子育て世代にとってはこどもの泣き声などで周りを気にしなくて良いところも精神的な余裕を生んでくれています。
※掲載内容は個別の状況での個人の感想です。
■キエーロコンポストで生ごみ処理に挑戦中!
◯キエーロコンポスト利用者の声
「キエーロコンポストを使うようになってからは、ごみも軽くなり、ごみ出しの回数も減りました。環境にもお財布にも優しい取り組みです」
–三刀屋町在住・60代主婦–
「生ごみを減らせて、臭いも気にならないです。ごみ出しが楽になりました」
–吉田町在住・70代男性–
「キエーロコンポストの中で、かぼちゃのつるが伸びていました。こどもたちと観察しています」
–大東町在住・30代女性–
◯地域おこし協力隊
資源循環コーディネーター 山口 直登(やまぐちなおと)さん
脱炭素社会の実現に向けて、「キエーロコンポスト」の普及活動と、高純度バイオディーゼル燃料の原料となる菜種の生産、活用に取り組んでいます。
■参加しよう!脱炭素アプリ「SPOBY(スポビー)」で脱炭素市民チャレンジ
・マイボトル持参、廃食油回収、キエーロコンポスト活用などで脱炭素ポイントゲット
・協賛店より提供された景品やクーポンあり
「SPOBY」についての詳細は市ホームページ(右記二次元コード)からご確認ください。
※二次元コードは広報紙5ページをご覧ください。
◆お知らせ
◯1.廃食油の回収を行っています
廃食油の回収を行っています本庁舎、総合センターで回収箱設置中。
◯2.(参加費無料)学習会and体験活動実施中
市では、次の学習会と体験会をセットにした活動を行っています。
・キエーロコンポスト製作
・廃棄野菜からつくられた「みんなのねんど」
◆市民の皆さんへ
小さな行動が、まちの未来を変えていきます。雲南市と一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう!
問合せ:環境政策課
【電話】0854-40-1033