- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2025年10月号
■公共交通に関する新たな計画を作っています
市では、今後5年間の公共交通のあり方を定める、新たな「地域公共交通計画」の策定を進めています。この計画は、誰もが安心して移動できる、持続可能な公共交通の仕組みを作るための市の指針となるものです。
このコーナーでは、シリーズ企画として計画策定の進捗状況などをお知らせしていきます。
◯何が起きているのか
令和6年度、市民1人あたりの市民バスとだんだんタクシー・だんだんバス(デマンド型乗合タクシー・バス)の年間利用回数はわずか4.7回にとどまっています。
一方で、市民バスなどの運行にかかる人件費や修繕費などの増加により、市の財政負担額は年々大きくなっている状況です。
【図】市民バスなどに係る市の財政負担額の推移
◎市民バス、だんだんタクシー・バスの年間利用者数
・約16万人
↓
・市民1人あたりの年間利用回数
約4.7回
◎市の財政負担額
約3億2,100万円
財政上の問題だけではありません。公共交通全体で運転手の高齢化や担い手不足など人材確保についても厳しい状況となっています。5年後、10年後も誰もが安心して買い物や通院、通学ができる仕組みを、今からつくることが求められています。
「今は車が運転できるから大丈夫」と思われる方も、まずは現状を知り、将来のことを考えてみてください。
◯皆さんのご意見が必要です
難しい課題だからこそ、市民の皆さん一人ひとりの思いや考えを大切にしながら進めていきます。
公共交通の未来を描くために、ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください。
・市民アンケート(実施済み)
・高校生アンケート
・住民組織アンケート
・関係者ヒアリング
・関係者との意見交換会
・住民ワークショップ
各種調査・意見交換などを実施し、持続可能な公共交通の仕組みを検討していきます(市民アンケートなど、一部調査は実施済みです。ご協力いただき、ありがとうございました)。
「雲南市のバス、タクシー、鉄道をどのように未来へつないでいくのか。」一人ひとりの問いから、この計画は始まります。
市民バスの運転手を募集しています。少しでも関心のある方は、ぜひご連絡ください。
問合せ:交通政策室
【電話】0854-40-1014