くらし 知っとる?脱炭素

■第22回 脱炭素先行地域事業も残り2年
▽脱炭素先行地域の現在
いよいよ新年度がスタート!環境省から選定の脱炭素先行地域の事業も残り2年余りとなり、ラストスパートをかけていく段階に入ります。
矢上地区・中野地区・田所地区の事業所や一般住宅及び公共施設への自家消費による電力供給を主とした太陽光発電設備の無償設置に始まり、その余剰電力を活用した電力小売供給も4月から開始と、エネルギーの地産地消の仕組みが確立され始めています。
国による「令和6年度脱炭素先行地域中間評価」でも「地域脱炭素に向けた基盤構築に関して特に進展が見られる選定自治体」という評価をいただき、邑南町が紹介されました。

▽脱炭素事業の今後
今年度は、これまで積み重ねた実績をより町内に波及させていくため、おおなんきらりエネルギー(株)により矢上地区・中野地区・田所地区以外の一般住宅への太陽光発電設備の無償設置の受付を開始しました。
この取組は、太陽光発電設備を設置できる人たちだけでなく、生み出された電力を自家消費や小売供給で利用するなど、多くの方々に取組の成果を享受していただきたいと思っています。その結果、使う側に電気料金の削減があったり、温室効果ガスの排出削減効果があったりと、それぞれの興味関心に満足をもたらすことを目指します。