くらし 邑南町産『神紅(しんく)』が今季出荷スタート!

■邑南町内で神紅出荷式が開催
邑南町産「神紅」の出荷ピークを迎えた8月21日に、集出荷場(原村)で出荷式がありました。当日は、生産者や関係者ら約30人が、神紅の品質を検査しながら、売れ行きに期待を込めました。
この日に出荷したのは、合計約520キロ。本格出荷が始まった昨年の同時期と比べて、約4倍近くにもなる量でした。
検査では、「島根おおちぶどう部会」のメンバーが、神紅の品質基準にもとづいて、房の形や色味等を真剣な表情でチェックしていました。糖度検査でも基準の20度を大幅に上回る24・3度で、関係者からは驚きの声と笑顔がこぼれていました。
9月前半まで、約5トンを出荷する予定です。島根おおちぶどう部会の三田誠部会長は「水不足と高温という中でも、大きな被害もなく、出荷量と品質は良かった。皆で産地化を目指したい」と語りました。

■大屋町長が神紅栽培研修地を視察
8月18日には、大屋町長が神紅の栽培研修をしている、「おーなんアグサポ隊」のもとを訪れ、研修の内容や今年の出来栄えなどについて意見交換しました。
中野研修圃場を訪れた大屋町長は、みずみずしく実った神紅の果実を見学しながら、研修生に栽培のコツや出荷状況、出荷規格などについて質問していました。
見学後は、神紅を試食。「やはりとても甘くておいしい。確かに紅茶のような香りもする」と、舌鼓を打ちました。