くらし クローズアップひと

■さまざまなことに好奇心を持ち続けたい!
海外研修を通じて視野を広げたグローバルユース国連大使
小玉廉(こだまれん)さん(16歳)=県立笠岡高等学校1年(上出部町四季が丘)=

▽異国の文化に魅せられて
昨年、グローバル人材を育成する公益社団法人日本青年会議所の“グローバルユース国連大使”として活動した小玉さん。「参加のきっかけは、中学3年生の時に市の海外派遣事業でオーストラリアに滞在し、同じ先進国でも日本とは全然違っていて、もっと異国を知りたいと思いました。活動では“平和と貧困”をテーマに、国内研修後、カンボジアとフィリピンを訪れ、現地の生徒と共に世界が抱える課題を学び解決策を話し合いました。同じような考えや思いだったので安心しましたね」と笑顔で語ります。

▽海外での経験をバネに
帰国後、海外で学んだことや感じたことを多くの人に伝え啓発活動する小玉さん。「カンボジアでは、紛争現場になった地域や学校などを訪れて意見を交わし、戦争の生々しさを目の当たりにし衝撃を受け、フィリピンでは、ストリートチルドレンや貧困の現状を肌で感じました。今を必死に生きる姿を身近に感じ、日本での恵まれている環境に改めて感謝して“何かできることはないだろうか”と考えるようになりました。多くの海外での経験が自分の視野を広げ、将来を考えるきっかけとなりました」