しごと 解説!村のあれってどうなっとん?西粟倉の「今」を紐解く(1)

■今月のテーマ/村の消防団ってどうなっとん?
▼はじめに
今回の特集では、村の消防団について紹介します。近年、消防団の団員数が減少しているという課題が浮き彫りになっています。特に、村では協力隊制度をはじめとした取り組みによりIターンの移住者が増加しており、消防団活動にも積極的に参加していただいています。一方で火災や災害経験者の多くが退団しており、災害対応や地域のことを詳細に理解している団員が減少しています。今回の特集では、実際に団員にインタビューを行い、村の現状や課題について団長にお話をうかがいました。また、Iターンの消防団員にもインタビューをし、移住者として感じた消防団活動についてもご紹介します。

▼消防団ってなに?
消防団は、消火活動だけでなく、地震や台風などの多数の動員を必要とする大規模災害時の救助救出活動、避難誘導など多方面で地域のくらしを守るという重要な役割を果たしています。平常時においても、住民への防火指導、巡回広報などの地域に密着した活動を行っています。
また消防団以外の消防団以外の活動も行われ地域コミュニティの活性化にも大きな役割を果たしています。

▼消防団はどのような活動を行っている?

※春の巡回…(概要)春は乾燥と強風により火災が発生しやすい時期です。各地区で火災の危険が無いか巡回して確認します。

▼村に消防団は何人いる?
1部(大茅・坂根)21人
2部(塩谷・谷口・猪之部)26人
3部(影石・引谷・別府)27人
4部(中土居・下土居・筏津・知社)24人
本部11人
合計109人(1月時点)

移住者の割合は40%(44/110人)

グラフのとおり、村にはたくさんの移住者が消防団員として活動しています。
次のページでは、村の消防団の団長に今の消防団の現状と課題について、また村に移住し消防団として活動している団員にお話を聞きました。