- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県久米南町
- 広報紙名 : 広報くめなん 令和7年7月号
◆初夏を涼しげに彩る 大輪が咲き競った花菖蒲園
6月中旬から下旬にかけて、地域住民有志が丹精するハナショウブが見ごろを迎えた上神目の花菖蒲園。写真愛好家など多くの来訪者が園内の散策を楽しむ姿がありました。
ボランティアグループ「花菖蒲の会(大倉茂男代表)」が30年以上前から、末常川砂防ダムの下流の同園(約13アール)に約60種、2000株のハナショウブを栽培しており、大勢が訪れるようになったこの菖蒲園。今年も紫や白、黄など鮮やかに咲きそろい、風に揺れる大輪が、初夏を涼しげに彩っていました。
◆気軽に本物の歌声楽しんで 髙階ちひろさんオペラ公演
久米南ふるさと大使のソプラノ歌手・髙階ちひろさん(神目中出身・埼玉県在住)が中心となって活動するグループ「歌っとCanto!(カント)」によるオペラ公演が6月8日、町文化センターで開かれました。
この日は、髙階さんをはじめ、関東で活躍する若手声楽家6人が、日本語のオペラ「泣いた赤鬼」を熱演。劇中には「久米南音頭」のオペラアレンジなど、髙階さんならではな親しみやすい演出もあり、迫力ある本物の歌声、笑いあり涙ありの上演に、訪れた観客から惜しみない拍手が贈られました。
ふるさと久米南町で3回目となる公演を終えて髙階さんは「これからも皆さんに楽しんでいただける、オペラに親しんでいただける機会を提供できたら」と目を輝かせました。
◆地域に夢と元気を届ける 支援学校アンテナ店3万人を達成
JR弓削駅にある誕生寺支援学校のアンテナショップ「野の花ショップ~夢元(ゆげ)~」の来店者が6月26日、3万人を突破し、記念セレモニーが行われました。
同ショップは、地域住民との交流を深めるとともに、生徒の就業に向けた学習の場として平成25年11月25日にオープン。記念すべき3万人目は、営業日にはほぼ来店するという下弓削の杉山百合子さんです。生徒らとくす玉を割って達成を共に祝い、焼き菓子と花の寄せ植えの記念品が贈られました。
オープン時からの常連という杉山さんは「いつも花の苗や野菜を買って、コーヒーを飲みに来るんです。生徒たちとの交流も楽しみで、いつも元気な接客で居心地が良いんですよ」とにっこり。高等部3年の山下海斗さんは「これからも地域の皆さんに喜んでもらえるアンテナショップにしていきたい」と3万人の達成を喜びました。