くらし 【特集】少しの油断が大惨事に…火災を防ぎましょう!

今年は、たき火や草焼き中の火災が多く発生しています。ほんの少しの油断や不注意が、家や田畑を巻き込んだ、大規模な火災につながるかもしれません。冬の乾燥した季節はもちろんですが、草刈りを頻繁に行う夏から秋にかけても、十分な注意が必要です。大切な土地や家、何より皆さんの命を守るため、火災予防に努めましょう!

■教えて!へそっぴー!
Q.自分でごみや枯れ草を燃やしちゃダメって本当?
A.ごみの焼却は、原則として法律で禁止されています!
家庭から出た燃えるごみなどの廃棄物を外で燃やすことは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」により、原則として禁止されています。
一方、草焼き、焼き畑、剪定した果樹等の焼却など「火災とまぎらわしい煙又は火炎を発するおそれのある行為」は、事前に消防署への届け出が必要です。また、作業の際は、近隣の迷惑にならないよう、風向きや焼却量などに注意しましょう。

■年間約150万円!消火活動に必要なお金
消火活動の費用は、税金で賄われています。特に、緊急出動1件に対し発生する費用は、平均10万円!年間では約150万円もかかっています。令和6年は緊急出動20件(うち火災14件)、令和7年は、1月~6月だけで、すでに16件の緊急出動が発生しました。

■町内の火災原因は、たき火・草焼きがトップ!
▽過去5年間に町内で発生した火災の原因

■「まぁ、良かろぉ!」…本当に大丈夫?
こんな時、火災が起こっています!
01.「風は吹いとらんけぇ大丈夫じゃろ!」
➡火をつけると風が発生することも!
「風が強いときは火を扱わない※」のはもちろんですが、火をつけると、周囲との温度差によって風が起こることがあります。あらかじめ消火用の水を用意して作業を行いましょう。
※「乾燥注意報」が発令されている時は特に危険です。火を使う作業は控えましょう。

02.「いっぺんに燃やしゃあええが!」
➡少しずつ燃やしましょう!
一度にたくさんの物を燃やすと、予想以上に火が大きくなり、火災に発展してしまいます。
時間はかかりますが、少しずつ燃やすようにしましょう。

03.「めんどうじゃけぇ、のり面で焼いてしまおう!」
➡燃えやすいものの近くでは火をつけないで!
草焼きなどを行う場合、移動が大変だからと、つい田畑の端やのり面沿いで火をつけてしまいがちです。しかし、その火がのり面全体に広がったり、近くの草木に燃え移ったりと、火災に発展するケースもあります。
燃えやすいもの(ごみ、燃料が入った機械・容器など)が近くにないかよく確認し、周囲に何もない場所に移して火をつけるようにしましょう。

04.「もうじき消えるけぇ、放っときゃあええが!」
➡完全に消えるまで離れないで!
一見火が消えたように見えても、燃えがらは大変高温になっており、再び燃え上がる可能性があります。まだ煙が上がっているうちは決してそばを離れず、帰宅するときや、やむを得ず移動しないといけないときは、水などで消火しましょう。

■それでも火災が起こってしまったら?火災を見つけたら?
➡迷わず119番通報を!
(1)局番なしの「119」に電話をかける。
(2)電話がつながったら、通報の種類(火事・救急・救助など)を伝えます。
例)「火事です!けが人がいるので、消防車と救急車を呼んでください!」
(3)以下を正確に伝えてください。(ゆっくり、落ち着いて!)
・現場の住所(近くの電柱に書かれた地番、目印になる建物、施設の名前など)
・通報者の電話番号(場所の確認のため、消防署などから電話がかかる可能性があります)
(4)通報後は、現場の近くの安全な場所で待機してください。
けが人がいる場合は、通報先の指示に従ってください。

お問い合わせ先:総務課 行政班
【電話】0866-54-1313