くらし まめまめ通信 139

■あなたも大切な人のゲートキーパーに
食事量が減った、普段より疲れた顔をしている、ため息が目立つ、口数が減った等「いつもと違う」様子に気づいたら、勇気を出して声をかけてみませんか?
その人の辛さに気づいて「何かあった?」と声をかけ、話を聴くことで、気持ちが楽になることも多いものです。
ゲートキーパーとは…悩んでいる人に「気づき」「声をかけ」「話を聴いて」「必要な支援につなげ」「見守る」人のことです。

●話を聴くときのポイント
▽心がけたいこと
□穏やかで温かみのある対応
□これまでの苦労をねぎらう
□相手の状況に共感する
□相手8割自分2割位で話しを聴く
「話ができてよかった」
「話してくれてありがとう」
「それは大変だったね」
「それは辛いですね」
「心配している」
「死にたいくらいつらいんだね」等

・まずは、じっくり聴く
・ゆっくり話す
・プライバシー配慮
・うなづくあいづち
・繰り返す
・寄り添う

▽こんな態度や言葉はNG
□話をそらす
□安易な励まし
□批判的態度
□正論や自分の価値観の押し付け
□一方的にまくしたてる等、本人のペースを乱す
□時間を見たり、ため息をつく

気をつけよう
×「元気を出して」「もっと頑張って」
×「時がたてば立ち直れるよ」
×「あなたにも原因があるのでは?」
×「つらいのはみんな一緒だよ」
×「考えすぎだよ」等

■「死にたい」と打ち明けられた時には…
まずは自分を落ち着かせ、「死にたい」と言われても話題をそらしたりせず、気持ちを真剣に受け止めることが大切です。
相手の気持ちを変えよう、問題を解決してあげようとする前に、その人の苦しみや死にたいほどしんどい気持ちをまずは全部聴いてあげてください。例)「よく頑張ってこられましたね」「私はあなたのことが心配です」「一人じゃありませんよ、一緒に考えましょう」

■専門機関につなぎ、さらに心強いサポートに
こころの不調を感じている人は、自分で行動を起こすことが難しい状態かもしれません。周囲の人の支えが不可欠です。本人の気持ちを尊重しながら、相談先の紹介や、代わりに専門機関の予約をしたり、可能であれば相談や受診に付き添ってあげましょう。相談先は、(本紙)10頁・30頁を参考にしてください。

問合せ:健康推進課
【電話】0848-24-1962