講座 令和7年度尾道市立大学 教養講座《出たもん勝ち》

地域に開かれた大学をめざし、教育研究活動の一端を地域に還元することを目的として「教養講座」を開講します。毎回担当講師が変わるオムニバス形式の講座です。全講座の参加も、気になるテーマを選んでの参加も、自由な参加が可能です。
日時:9月27日(土)、10月1日(水)、8日(水)、16日(木)
場所:市役所本庁

■教養講座
◇スペシャル
日時:9月27日(土)
13:00~14:30
・研究は接続―私の研究履歴をとおして―
講師:藤本真理子(日本文学科教授)
内容:日本語の歴史的な変化を研究しています。今回は、私の研究の出発点や大学での授業内容、今どのような研究を進めているかについてお話します。本講座をとおして、研究の面白さや大学教員の存在をより身近に感じていただけたらと思います。

[休憩]15分(14:30~14:45)

14:45~16:15
・マーケティングの活かし方:研究知見から得られる実務的示唆
講師:渡邊久晃(経済情報学科講師)
内容:マーケティング研究が「どんなことをやっているのか?」「どう役立つのか?」について、私自身の研究や国内外の研究を例に挙げながら、ご紹介いたします。特に、私の専門分野である消費者行動、そして尾道市と関連深い観光にまつわる内容を中心にお話しします。

◇第1回
・古代中国人の死生観―荀氏『霊鬼志』を手がかりとして―
日時:10月1日(水)18:30~20:00
講師:鷹橋明久(日本文学科教授)
内容:古代中国人は死をどう捉えていたのでしょうか。本講座では、1600年前の志怪小説、荀氏『霊鬼志』(じゅんしれいきし)に記された不思議な物語を通じて、当時の人々の死生観を探ります。死者と生者が音楽を語り合う話や、悪行の報いを受ける一族の物語など、興味深い事例から古代中国人の死に対する独特な世界観を紹介します。

◇第2回
・「物語」で読み解く西洋絵画
日時:10月8日(水)18:30~20:00
講師:西嶋亜美(美術学科准教授)
内容:長い間、ヨーロッパの画家たちにとって最も重要な仕事は、神話や宗教、歴史などの「物語」を描くことでした。講座では、いくつかの頻出の物語について、異なる画家たちの表現を紹介し、画家の工夫を読み解きます。

◇第3回
・組織におけるマネジメント実践:実質的な利用?見せかけの利用?
日時:10月16日(木)18:30~20:00
講師:田中政旭(経済情報学科講師)
内容:これまで成果主義、ダイバーシティ、CSR報告書などのマネジメント実践が、日本の組織で普及してきました。ただし、それらの実践を利用する組織の中には、その実践を実質的に利用する組織が存在する一方で、見せかけだけ利用する組織も存在します。では、それらの実践を実質的に利用する組織と見せかけだけ利用する組織には、どんな違いがあるのでしょうか。本講義では、その違いについて一緒に考えてみましょう。

問合せ:尾道市立大学地域総合センター
【電話】0848-22-8311/平日9:00~17:00【E-mail】[email protected]