しごと ETAJIMA GoON!Vol.49

“つなぐ・つながる”をテーマに市内で活躍する人やお店をリレー形式で紹介!

■Shirasuyae’s店長 沖元崇人(おきもとたかひと)さん
▽店舗紹介
江田島産の新鮮なしらすや牡蠣をふんだんに使ったオリジナルメニューが楽しめるダイニングバー。地元の方々の憩いの場として親しまれるだけでなく、広島を訪れる観光客にも江田島市の食の魅力を発信するスポットとして、日々挑戦している。美味しい料理と暖かくて落ち着ける空間で、瀬戸内の恵みを存分に味わってもらう。

▽アットホームなお店にしたい。
店内のカウンターにはお酒が並び、少し暗めの照明が、「おしゃれな」お店の雰囲気を醸し出している。初めてでは少し緊張するが、懐メロのBGMが緊張を和らげ、居心地のいい空間に変えていく。
能美町中町にあるShirasuyae′sで店長の沖元崇人さんに話を伺った。

明るく人見知りのないように見える沖元さんは、「人とつながることは嫌いではないです。」とのとおり、話していて楽しく、好青年の言葉が似あう。
大柿町出身の沖元さんは、大学生のとき広島市内で一人暮らしをし、バイトしていたお店にそのまま就職。当時はバーテンダーをしていた。その後地元に戻り、「昼の仕事」をしていたが、心の中では「飲食がしたい」との想いが消えなかった。
縁もありShirasuyae′sで働くこととなり、飲食ができる「夜の仕事」に戻ることとなった。
店長となり、料理も独学で学んでいった。「料理の仕込み動画とか見るの好きなんですよ。(笑)」と笑いながら話すが、沖元さんにとっては研究や勉強の一環。「本格的に料理をしたのはお店に入ってから。でも、お客様に喜んでもらえるのがうれしくて。」自分が作った料理を美味しそうに食べるお客さんの反応を見れるのが飲食の醍醐味。
Shirasuyae′sは店名のとおり、しらすや牡蠣など地元食材を使う。「しらすや牡蠣を使った料理はやっぱり緊張しますよ。特に牡蠣は江田島市の人はこだわりが強いので。」と産地ならではの難しさを語る。「しらすや牡蠣はモノがいいので、なるべく素材そのままを意識しています。」いいものをいい状態で提供するからこそ地元の人に愛されるお店になるのだろう。
「地元の人との会話が好きです。江田島市はいろんなことをされている方が多いので、いろんな話が聞けて楽しいです。最近は観光客も増えました。」地元の方も観光客も沖元さんと話せばお店のファンになるのはうなずける。「最近は若いスタッフが増えたので、ジェネレーションギャップに苦しんでいます。(笑)」こちらはもう少し時間がかかるかな。(笑)
「お客様はスタッフとも仲良く話してくれる。お客様もスタッフもみんなが居心地のいい、アットホームなお店にしたい。」おしゃれな空間に多種多様な人が集まり、楽しいひとときを過ごす。その裏には沖元さんやスタッフの接客が裏付けられている。

「いつかは自分のお店を持ちたい。」「地元に戻ってきたので、地元を盛り上げたい。」沖元さんの次なる想いは内にある。持ち前の明るさで新たな人とのつながりを築き、いつかは来るかもしれない次のステージまで、変わらず目の前のお客さんに居心地のいい時間を提供してくれるのだろう。

■店舗情報
住所:江田島市能美町中町4941-1
【電話】0823-36-6621
定休日:毎週火曜日、第1・3・5月曜日
営業時間:
・平日 ランチ正午~午後3時、ディナー午後6時~12時
・土曜 ランチ正午~午後3時、ディナー午後5時~12時
・日曜 ランチ正午~午後3時、ディナー午後5時~10時