くらし 《特集》あなたの隣人、静かなる選択。下関市消防団(4)

■CHAPTER 4 市民防災事例 case study
●私も誰かの隣人。もう1つの「守る」選択。
消防団員の皆さんは、静かに、でも確かに地域を守ってくれています。その姿に、頼もしさを覚えた方も多いのではないでしょうか。
けれども「消防団員になること」がすべてではありません。災害のとき、誰かが助けに来てくれるとは限らない。まず、自分の命を守る――その準備こそが、地域の防災力を向上させます。日ごろから避難経路を確認しておくこと。家族と「もしものときどうするか」を話し合っておくこと。それら一つ一つの行動が「守る人」としての選択になります。
消防団を選ぶ人、選ばない人。誰かの命を守る人、自分の命は守れる人。そのすべてが、災害などに備える大切な力です。誰かの選択に背中を押されて、自分なりの備えを始めてみませんか。
「命を守る選択」、その意識の始まりが、下関の地域防災力を強くしてくれるはずです。

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●今日から私も防災力アップ
7月26日に開催された「夏休み親子避難所体験」の参加者にインタビューしました。

▽藤本 茜さん
夏休みの思い出に、友達と参加しました。家の近くには、川があります。台風や豪雨などで増水したときの災害リスクを改めて考える機会になりました。

▽藤本 葵さん
みんなで段ボールベッドを作りました。それと、VRの映像で災害の怖さを知りました。

▽防災危機管理課 上部博範
段ボールベッド作りを実際に体験することで避難所生活をリアルに感じられましたね。またVRで感じた怖さを「備える力」に変えて、家での安全な空間づくりを進めてみましょう。

▽梅岡真弓さん
「下関は災害が少ないまち」だと言われますが、実際いつ起こるか分からない災害に対して、冷静に行動できるよう常に備えることが大切だと改めて感じました。

▽梅岡希充さん
今日「おうちのキケン」を家族で話し合ってみたいと思いました。

▽消防局警防課 内田 幾
家族や身近な人と一緒に考えることは大切です。自分や大切な人を守るために、「備える」選択をしましょう。その選択こそが、命を守る行動につながります。

▽福田美穂さん
避難訓練で、真剣に取り組む娘の姿を見て、もっと楽しく、一緒に学びを深めようと思い、避難所体験に参加しました。
私が住む家は海抜3mで、海と川のそば。少しでも高潮になったらアウトです。ですので、どのような状況で、誰が家の2階に残り、誰が避難所に行くか、ペットはどうするかなど、常日頃から「命を守る行動」について考えています。今回、非常用バッグの展示があり、一式4,000円程度で買えることが分かったので、買いそろえたいと思いました。

▽防災危機管理課 宮崎智志
娘さんと一緒に学ぶ姿勢、素晴らしいですね。海抜が低い地域では早めの避難判断が命を守る鍵です。非常用バッグに入れる物は季節ごとに見直すのが理想です。

▽福田あすかさん
毎年、防災フェアに参加していて、何度も練習したからAEDを使えます。将来、救急救命士になります。

▽消防局警防課 清水亮佑
AEDの習得、頼もしいです。これから多くの命を救える存在になってくれることを期待しています。

▽AED操作手順動画
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問合先:消防局警防課
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