- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年12月号
長門市の令和6年度決算が議会で承認されました。市民の皆さんが納めた税金は、皆さんの暮らしをより良くするためにさまざまなかたちで使われています。
長門市の財政状況について、税金がどのくらい納められ、どのように使われたのかをお知らせします。
■令和6年度に実施した主要な施策
・小・中学校給食費無償化事業
・ながと子育て応援第2子以降保育料無償化事業
・中学校部活動地域移行事業
・デジタルトランスフォーメーション推進事業
・油谷地区小さな拠点づくり推進事業
・畜産団地整備事業
・戦略的産業基盤強化事業
・満足度の高い「ながと時間創出事業」
・消防指令センター共同運用事業
・西消防署庁舎建設事業
・仙崎公民館整備事業
・定額減税補足給付金給付事業
・新たな低所得世帯等に対する物価高騰対応重点支援給付金給付事業
・住民税非課税世帯に対する物価高騰対応重点支援給付金給付事業
■一般会計予算の執行状況
令和6年度一般会計では、歳入が239億2,998万円、歳出が228億951万円で、翌年度に繰り越すべき財源2億1,696万円を差し引き9億351万円の黒字決算となりました。対前年度比では、歳入は4.4%、歳出は6.3%それぞれ増加しました。
◆歳入

自主財源:市が自ら調達できる収入
依存財源:国や県を経由する収入など
◇市税の内訳

◇市民1人あたりに換算すると
◇市税・国庫支出金は減、地方交付税・市債は増
市税は、34億4,132万円で、全体の14.4%を占め、前年度比1億784万円(3.0%)の減少、全体の38.6%を占める地方交付税は92億4,614万円で、前年度比2億180万円(2.2%)の増加となりました。
歳入全体では、こども・子育て施策に係る財政需要の増加に伴い、地方交付税が増加したことに加えて、油谷地区小さな拠点づくり推進事業や消防庁舎建設事業などの大型事業の実施により市債が22億2,270万円と前年度比12億7,980万円(135.7%)増加したことなどにより、前年度から4.4%増加しました。
◇自主財源が減
市税や使用料など、長門市が自主的に調達できる収入を「自主財源」と呼びます。これに対して、国や県から交付されるお金や借入金を「依存財源」と呼びます。令和6年度の歳入では、自主財源が全体の28.8%で、その割合は前年度より3.3ポイント減少しています。
◆歳出

※人口30,207 人

市民1人あたりの歳出(令和7年1月1日時点)
◇トップは民生費、総務費は増
歳出は、前年度に比べて13億4,348万円の増加となりました。歳出のトップは民生費64億8,361万円で、全体の28.4%を占めており、住民税非課税世帯等に対する価格高騰重点支援給付金給付事業の終了等により前年度比1億8,394万円(2.8%)の減少となりました。
次に多いのが、総務費で37億1,943万円、全体の16.3%で、油谷地区小さな拠点づくり推進事業の実施等により前年度比9億9,228万円(36.4%)の増加となりました。3番目に多いのが、市の借金の返済に当たる公債費で、25億7,667万円、全体の11.3%で、前年度に比べ3,085万円(1.2%)の増加となりました。
なお、災害復旧費は、豪雨災害の発生により、前年度比2,516万円(13.9%)の増加となっています。
◇義務的経費は減、投資的経費は増
歳出を、性質別に分類すると、義務的経費が45.0%で前年度比2.0ポイントの減少、投資的経費が14.5%で前年度比6.0ポイントの増加となっています。
