くらし 【特集02】令和6年度 決算報告(2)

■長門市の財政を家計にたとえると?
市の令和6年度決算について、歳入歳出を性質別に分け、仮に長門さん家の1カ月分の家計に置き換えてみました。目安としてご覧ください。
※1カ月分の金額は令和6年度決算額を令和7年1月1日現在の人口3万207人で割って算出し、千円単位で四捨五入しています。
家計簿で見てみると、収入総額79万2,000円のうち、自主財源に相当する「給料」や「パート収入」、「預貯金の取崩し」は、18万1,000円です。義務的経費に相当する「食費、医療費、介護費など」、「ローンの元利返済」として33万9,000円を支出しており、親などから仕送りしてもらったり、借金をしたりして何とか家計を成り立たせています。令和6年度は大型の建設事業(油谷地区小さな拠点づくり推進事業など)を行ったことから「家の増改築、風水害からの復旧」が増加し、それに伴う「借金」も増加しています。

■特別会計・市有財産
特別会計は、特定の事業を行う場合、特定の収入(保険料や使用料など)をその事業にあて、一般会計から切り離すことで、経理上その内容が明確になるよう設けられている会計です。

◇特別会計決算

◇市有財産
土地(山林を除く) 244万652平方メートル
山林 5,292万1,906平方メートル
建物 24万5,692平方メートル
その他(基金) 93億9,855万円
その他(出資金) 2億6,294万円
その他(有価証券) 200万円

◇市債残高
建設事業などを行うために借り入れた長期資金です。
令和5年度 191億8,122万円
令和6年度 189億852万円

◆地域課題解決への取組の推進と健全な財政運営に向けて
実質赤字額なし 連結実質赤字額なし 実質公債費比率6.3% 将来負担額なし
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、毎年、長門市の財政状況を指標で表しています。詳しくは、市ホームページでも公開しています。

「長門市 財政」または、「0044883」で【ID検索】

■公営企業会計
市民の生活に欠かせない水道・下水道事業は、地方公営企業法に基づき企業会計方式を採用しており、日々の水道供給・下水処理に必要な経費(収益的収支)と水道・下水道施設の整備や更新に必要な経費(資本的収支)とを分けて経理しています。
なお、資本的収支では、通常収入が不足するため、収益的収支の純利益や減価償却相当分など内部に蓄えられたお金で収入不足を補てんしています。

◇水道事業

◇下水道事業