くらし 令和7年 新年のあいさつ

■市長 藤井律子
あけましておめでとうございます
市民の皆さまにおかれましては清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます
本年がつつがなく幸多き夢叶う一年となりますよう心からお祈りいたします

▽元日の朝
元日の夜明けは、霞(かすみ)が立ちこめるなか静かにやってきます。一年が改まったという思いからでしょうか、昨日までと変わらない朝もどことなく違い凛とした空気感が漂います。
明けゆく空に自然と手を合わせる朝を、今年も迎えることができました。

▽哲学のあるまちづくり
昨今の急激な人口減少は、多くの自治体にまちづくり戦略の転換を強いています。これまでの横並びの発想や手法を良しとせず、まちの存続と市民の幸せに徹する切実な行動が求められています。
そうしたなか、本市は「品格と誇りのある、住みたくなるまち、未来が生まれるまち」をめざし、「2050年を乗り越えられる周南市になる」をパーパスに掲げ、市役所職員の意識の変革も進めてきました。そして、将来世代の幸福を価値観とする一貫した姿勢は、「将来世代へ責任を果たす」というまちづくりの「哲学」として定着しつつあります。

▽市民・企業・市役所の「距離」を縮める
本市のまちづくりは「まちの強み」を知り、それを戦略的に進化させていくことで地域力の向上を図るという段階に入りつつあります。そのため、まちづくりを支える地域の風土についても変化し、進化していくことが求められるようになりました。
幸いなことに、本市にはコロナ禍を機に自然発生した、市民・企業・市役所による「信頼のトライアングル」という共有の精神があります。この結びつきは周南コンビナート脱炭素協議会やこどもまんなか社会、周南公立大学などのさまざまな活動を精神的に支えています。私はこれを生かして、市民と企業の「距離を縮める」新たな取り組みを始めたいと思っています。
これは、本市の文化や経済・財政を支えつつ、一方ではグローバルな競争を続ける地元企業が、何を志向しどのような戦略性を有しているのか、地元との関係をどう築こうとしているのか、市民は企業とともに何ができるのかなどを、市民と企業の直接対話を通して一緒に考えていこうとするものです。理解の深まりは地域風土の進化につながり、本市ならではの「まちの強み」をさらに進化させることになると思います。

▽存在感のある都市・周南
本市は県下屈指の高い生産力を誇り、教育・医療・福祉・文化振興に秀でた人材と施設を有しています。そして何より、人口減少やカーボンニュートラルなどの今世紀の重大な課題に早くから積極的に取り組んでいるまちです。
近年、こうした本市の姿勢は各方面から「存在感のある都市」として評価されつつあります。本年も、誠実にそして誇りをもって、人口減少に抗い、カーボンニュートラルの推進、地域力の向上に取り組んでまいります。

市民の皆さまの温かいご理解とお力添えをよろしくお願い申し上げます。

■市議会議長 福田健吾
新年あけましておめでとうございます
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます本年が皆さまにとりまして、実り多き年となりますよう心から祈念申し上げます

▽令和6年を振り返って
昨年は、元日の夕刻を襲った能登半島地震に始まり、全国各地で地震や台風、豪雨による被害が発生いたしました。災害により亡くなられた方々に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。今後、南海トラフ地震などが発生した場合は、ここ周南市も甚大な被害を受けることが想定されます。平時から危機感を持ち、災害への備えを怠らないことが重要であると改めて感じているところでございます。
一方、夏にはオリンピック・パラリンピックがパリで開催され、日本代表選手団の目覚ましい活躍に多くの国民が夢中になった、スポーツの年でもありました。本市では、南陽工業高等学校が14年ぶりに夏の甲子園出場を果たしており、最後まで諦めずに全力を尽くす選手たちの姿は、我々に大きな感動と勇気を与えてくれました。

▽第3次まちづくり総合計画の策定へ向けて
さて、本年は、市の最上位計画である「第2次まちづくり総合計画」が3月をもって終了することに伴い、今後10年間のまちづくりの指針となる「第3次まちづくり総合計画」の策定を行う重要な年であります。
市議会では、計画案に対する協議・検討を行う場として、昨年7月に「まちづくり総合計画策定に関する特別委員会」を設置し、議論を重ねてきました。その中で挙げられた議会の意見については、執行部への提言という形で取りまとめ、10月臨時会において決議したところでございます。
この計画が市民の皆さまに寄り添ったものとなるよう、3月の策定へ向け、引き続き意見を交わしてまいります。

▽「進化する議会」をめざして
昨年5月に市議会議員選挙が執行され、市民の
皆さまから負託を受けた30人の議員による新体制がスタートいたしましたが、定数30に対して40人の立候補があった一方、投票率は過去最低の45.72パーセントを記録し、市議会への関心の低さという課題が浮き彫りになった選挙でございました。
市議会として、この結果を重く受け止める必要があると感じており、6月定例会において私が議長を拝命してからは、「進化する議会」をテーマに掲げ、魅力ある議会、また、市民の皆さまに信頼される議会とはどういうものなのか、模索しながら議会運営を行ってまいりました。こうした状況の中、昨年、新たに設置された「議会改革特別委員会」において、「市議会のデジタル化に関すること」や「市民に開かれた議会に関すること」などについて協議を行うことが決定されたところでございます。

今後とも、積極的に議会改革の取り組みを進め、議員一丸となって、二元代表制の一翼を担う議事機関として課せられた使命を全力で果たしてまいりますので、本年も変わらぬご理解・ご協力を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。