くらし 第23回 周南市美術展2025 受賞作品決定

4部門241点の出品があり、10月5日に、各部門2人、計8人の審査員により、各賞が選ばれました。

●市美展大賞　受賞者　原田勝造(はらだかつぞう)さん
大賞の知らせを聞いたときは、本当にびっくりしました。これまでは風景を描くことが多かったのですが、今回は視点を変えようと思い、サギに焦点を当てて描きました。散歩中に見たサギの、寒い冬の日に川で何時間も同じ場所に立ち続けているたたずまいと、作品名の道を求めるという意味の「求道者」の、“一途な思い”がリンクしています。背景の石や水面をぼかして、サギの存在感を浮かび上がらせるよう工夫しながら、約半年かけて作品を完成させました。
絵を描き始めたのは退職後ですが、もともと絵が好きで、仕事をしていた頃からよく美術館を訪れていました。絵画教室に通い始めて約25年。最初は月に1回程度でしたが、今では週に一度、筆を持つ時間を楽しんでいます。

̶̶「見る人に感動を与えるには、まずは自分が感動できる絵を描きたい」と語る原田さん。風景画とは違った新たな表現への挑戦が、大きな実を結びました。
市美展大賞・準大賞の作品紹介は本紙掲載の二次元コード参照
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。

問合せ：文化振興課
【電話】0834-22-8622