- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県和木町
- 広報紙名 : 広報わき 令和7年8月号 No.629
住民の方から野良猫問題解決のため、TNR活動(野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻すこと)を考えてほしいとのご意見がありました。
野良猫問題については、町内で苦情(糞尿問題、悪臭、庭・畑・ごみステーション荒らし等)が増加していることから、自治会連合会や議会(まちづくり懇談会)から要請を受けて、「快適環境まちづくり町民会議」で対策を研究検討しているところです。
TNR活動や地域猫活動は、野良猫問題の解決策の一つではありますが、和木町の現状で、すぐにこういった活動を推進した場合、「飼い猫と野良猫の区別がつかず、飼い猫を捕獲して住民間のトラブルになる可能性」や「自治会や近隣の住民の合意が得られない」といったことが懸念されます。また、一部の地域でTNR活動を実施しても、エサやりをする人がいる限り、他地域からの流入により野良猫を減らすことにつながらないといった事例も見受けられます。
このため、和木町では、まず、「飼い猫の適正飼養(屋内飼育や首輪の推奨)」や「むやみなエサやりを止めていただく」などの啓発活動に力を入れることにしました。
かわいそうと思って、野良猫にエサをやることが、結果的にかわいそうな野良猫を増やすことにつながります。エサをやるなら責任をもって適正に飼養していただくことが条件です。ご理解のほど、よろしくお願いします。
なお、町内でTNR活動を実施しておられる個人や団体等がありましたらご意見を伺いたいと思います。情報をお寄せください。
申込先・問合せ:和木町快適環境まちづくり町民会議事務局(住民サービス課内)
【電話】52-2194