くらし 栽培漁業センターだより

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■12月の出荷に向けて、ただいま成長中!
6月2日の育成開始から早くも3カ月がたちました。小さかった車海老はすくすくと成長を続け、スタート時にはわずか1.6cmほどだった全長が、今では13cmにまで大きくなっています。
夏場は水温がぐんぐん上がり、車海老の活動が最も活発になる時期です。餌もよく食べ、日ごとに成長していきますが、その分、餌不足にならないよう注意が必要です。そのため、定期的に潜水し、車海老の摂餌状況を確認しながら、必要に応じて餌を追加しています。餌が足りなくなると、車海老は砂の上でゴソゴソと動き回って餌を探し、その際に互いの体が接触して傷つくこともあります。そのようなことがないよう、潜水して観察と餌調整をおこない、健やかな成長を支えています。潜水作業の役割はそれだけではありません。飼育池の底の汚れや、水質の変化、体調不良の個体の有無など、水中でしか分からない情報を収集します。そして、問題を発見した場合にはすぐに対処することが求められます。こうした地道な観察と飼育管理が、12月の出荷に向けて欠かせない重要な作業です。
年々厳しさを増す夏の暑さの中、職員も体調管理を徹底しながら作業を進めています。水分補給や休憩をこまめに取りつつ、一つひとつの作業を丁寧に行い、12月の出荷を目指して日々取り組んでいます。
これからも愛情と責任をもって育ててまいります。どうぞご期待ください。(柏原)

問合せ:(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033