- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県阿武町
- 広報紙名 : 広報あぶ 令和7年12月号
稲刈りを終えた奈古の圃場で、11月28日、リモコン草刈機の試運転が行われました。
これは、高齢化がすすむ中、農地管理にかかる労力の負担軽減や耕作放棄地対策を目的に、(株)ナベル山口工場と(有)あすなろ工業(周南市)および徳山工業高等専門学校が「阿武町産学連携事業補助金」を活用し、遠隔操作が可能な草刈機を開発しているもので、花田町長や関係者が見守る中、学生オペレーターが試作機による試運転を行いました。
途中、3Dプリンターで製作した部品が壊れるアクシデントはあったものの、草刈り性能はおおむね問題なく行うことが確認でき、関係者は安堵の表情。
(株)ナベル山口工場の田中工場長は「今後、細かい部分を改良しながら完成させ、将来、農家や自治会でご利用いただければ嬉しい。また、地域の問題解決だけでなく、当事業に学生が関わることで、関係人口や、定住につながればと思う」と話していました。
■産学連携
新技術の研究開発や新事業の創出を図ることを目的として、大学などの教育機関・研究機関と民間企業が連携すること
