くらし 【トーク企画】市長としゃべらんで Vol.19(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県吉野川市
- 広報紙名 : 広報よしのがわ 2025年3月号 Vol.246
「市長としゃべらんで」第19回目の今回は、本市出身のプロサッカー選手で福島県の「いわきFC」に所属する石田侑資選手と原井市長とのトークセッションの模様をお伝えします。
■原井敬市長×Jリーガー 石田侑資選手
▽自己紹介
市長:石田さん、本日はお越しいただきありがとうございます。まずは、これまでのご経歴について簡単にお聞かせください。
石田:私は吉野川市で生まれ育ち、小学生の頃は森山小学校に通いながら地元のクラブチームでサッカーに励み、中学生の頃は鴨島東中学校に通いながら徳島ヴォルティスのジュニアユースでプレーをしていました。
高校では徳島を離れ、千葉県の船橋市立船橋高校(以下:市立船橋)に進学し、全国大会を目指してサッカーに打ち込みました。高校時代は苦しいことも多かったですが、私は「逆境を楽しむ」タイプなので、チーム内で一番下のカテゴリーから少しずつ積み重ねていく過程が自分には合っていました。卒業後は、J3の「ガイナーレ鳥取」でプロ生活をスタートし、現在はJ2の「いわきFC」でプロ生活は今年で5年目を迎えます。
市長:市立船橋への進学は、地元徳島からすると珍しい選択だったと思います。大きな挑戦でしたね。市立船橋での活躍は、当時から新聞などで拝見していましたが、キャプテンにも選ばれて仲間からも信頼されていたのですね。
石田:徳島から市立船橋に進学したのは、長い歴史の中で私で3人目と聞いています。キャプテンについては仲間に助けられた部分が大きいですが、責任を持ってチームを支える経験ができたことは本当に良い学びでした。
▽昨シーズンを振り返って
市長:いわきFCでの昨シーズン(2024年)はいかがでしたか?特に充実した1年だったと伺っていますが、個人としてもチームとしてもどんな成果がありましたか?
石田:昨シーズンは本当に充実していました。一昨年はJ2で18位と厳しいシーズンでしたが、昨年は9位まで順位を上げ、チーム全体で成長を感じられる1年でした。個人的にも多くの試合に出場し、自分のプレーに手応えを感じる場面が多かったです。
いわきFCは、地域密着型のクラブとして東日本大震災の復興支援からスタートしましたが、地域の方々の応援が選手たちにとって大きな力になっており、その温かさがこのクラブの特徴だと思います。自分もその一員として、地域とともに成長できていると実感しています。
市長:厳しい状況を乗り越え、見事に結果を出されたこと、本当に素晴らしいですね。
また、いわきFCが地域とともに歩むクラブだというお話も、とても心に響きました。地域の方々からの応援が選手の力になり、そんな温かいつながりがあるからこそ、素晴らしいチームが生まれるのだと感じました。これからも、チームの要として、さらなるご活躍を期待しています。