くらし 議会だより 上板町議会(6)

◆前田忠道 議員
○質問1.鳶谷川の管理について
(1)鳶谷川上流域改修の進捗状況は
答弁:建設課長
鳶谷北谷の今後の事業方針は、当該区域を砂防区域に指定し、徳島県が国費要求のため事業採択の可否の確認作業中である。用地交渉の調整について町に協力要請があり、地権者2名に事業の概要を説明し、砂防事業・用地交渉について内諾を得ている。また、公図混乱地域なので、国調等地図訂正の協力要請もあったので、可能な限り協力する。現在は、徳島県砂防防災課が中心となって、地権者に説明するための資料を作成中である。
[再問]鳶谷川横の農地に土砂が流入した対応は
答弁:産業課長
土砂が崩落した箇所及び農地は、どちらも私有地であり、上板町が土砂の除去をする理由はなかったが、今後「砂防法」に基づき、砂防指定地の指定を受け、徳島県が砂防事業に取り組むことになれば、産業課としても農地に堆積している土砂の除去を徳島県に要望していく。
(2)鳶谷川中流域の改修の進捗状況は
[答弁]建設課長
鳶谷川の未改修区間が予定箇所となっており、引野字歯朶之尾52-1地先から引野字出口63-6地先までが測量区間であり、測量設計は、今年度末で完了する予定である。今後は、河川改修起業地内に筆界未定地があるので境界立会を行い、地図訂正完了後、用地交渉を行い、承諾が得られれば河川改修工事が始まる予定である。鳶谷川の浚渫工事区間は、起点が引野字歯朶之尾52-1地先、終点が鍛冶屋原字西北原3-1地先となっており今年度末で工事完了となる。それより下流の浚渫工事は令和7年度に行う。

○質問2.教育施設の整備について
(1)町指定避難場所である小学校体育館の避難所機能の充実を図るとともに、夏季の気温上昇による熱中症対策をするため、小学校の体育館に空調設備を整備してはどうか
答弁:教育委員会事務局長
整備の重要性は認識している。建築年数が最も浅い高志小学校でも42年目となり、空調設備をするには、断熱・遮熱対策の工事が必須となる。今後の整備については、財政部局とも協議をし、導入についての検討をしていく。整備の際には、空調設備整備臨時交付金(2分の1交付)など、国庫補助等の活用に努める。

◆乾崇 議員
○質問1.新ごみ処理場の件について
(1)固形燃料を造る計画から、突然固形燃料にする手前の段階で再商品化事業者に加工を委託する方式に変更した理由は何時説明があったのか
答弁:環境保全課長
1市2町で情報共有しながら水面下で検討してきた。阿波市議会で説明する直前に連絡があった。
(2)処理方式変更の提案書は、組合副管理者の町長は提案内容の確認はしているのか
答弁:町長
組合の方から説明を受けた。
(3)処理委託先の再商品化事業者は、加工した燃料の引取り先について具体的な説明はあったのか
答弁:環境保全課長
引取り先は全国に多数あると聞いている。
(4)組合は3月末までに土地の賃貸借契約の締結を計画しているが、組合議会で賃貸借条件を議論していないのでは
答弁:環境保全課長
組合議会で賃貸借契約について質問があり、管理者より3月末までに賃貸借契約が締結できるよう取組むとの説明があり議論はしている。組合が地権者と協議中。
(5)7年度予算案の中に中央広域環境施設組合の債務負担行為641百万円の内「車両運搬確保費」143百万円計上しているが、これは組合の「資産」になるのか「費用」なのか
答弁:環境保全課長
人員の確保・臭気対策としての車両の改造・その他準備行為等の費用。

○質問2.農業集落排水について
(1)令和7年度予算案の一般家庭(世帯数、人数)・事業所(事業所数、人数)は
答弁:環境保全課長
一般家庭261世帯、721人事業所36千113人
(2)令和7年度町からの補助金32百万円計上しているが、使用料引上げ予定は
答弁:環境保全課長
令和8年度から改定を予定。

○質問3.水道事業について
(1)町内水道管に「鉛製給水管」は残存しているのか
答弁:水道課長
鉛製の水道管は使用していない。
(2)PFAS(ピーファス)の水質検査は
答弁:水道課長
令和5年度浄水場1回、令和6年度3か所の水源で1回検査済。国の基準値以下。

○質問4子育て支援体制について
(1)「こども家庭センター」の設置は2027年度になっているが
答弁:民生児童課長
専門的な資格を有する人材が必要で、人材確保が難しいが、国の進める子ども家庭センター設置を見据え、早期設置に向けて検討したい。
(2)幼稚園の統廃合の時期は
答弁:教育委員会事務局長
2月19日上板町立幼稚園あり方検討委員会より答申を受けた。少子化・施設の老朽化・教員不足などの諸問題に対応するため早期に統廃合に取組む。