子育て 人づくり石垣プロジェクト〈 4 〉

■不登校対策
◆未来につながると信じて
「不登校」とは、「何かの理由があって学校に登校しない、あるいは登校したくてもできない状態」を表します。これまで、「怠け」「逃げ」といった言葉でひとくくりにされることも多く、「登校したくても登校できない」子どもたちにとってはとてもつらい状況がありました。しかし現在では、不登校には様々な原因があるため、一人ひとりの状況に合わせて、一律に捉えられるものではないと考えられるようになってきました。
市教育委員会では一人ひとりの子どもたちに必要な支援が届くよう、スクールカウンセラーを配置したり、スクールソーシャルワーカーを充実させたりするなど、相談しやすい環境や窓口づくりに努めています。また、「学校に行きたくても行くことができない」「教室に入りたくても入ることができない」という子どもたちもいます。そのような子どもたちの居場所づくりのために「校内サポートルーム(KSR)」や「教育支援センター(友遊)」を充実させ、一人ひとりの歩みに寄り添った環境づくりに努めています。「KSR」や「友遊」は、訪ねると必ず誰かがいて、「自分の気持ちを聞いてもらえる」「今の自分を大切にしてくれる」「今の自分を受け入れてもらえる」と感じられる温かい気持ちになれる場所です。もしかしたら、学校に行けていないことで不安になったり自分を責めたりしている人もいるかもしれません。しかし、長い人生で考えたとき、自分を見つめ直すこの時間が、きっと自分自身のこれからにつながるはずです。
市教育委員会はこれからも、誰一人として取り残さない、温かい学校づくりに努めていきます。

《不登校などの相談窓口について》
不登校は学校教育だけで解決できるものではありません。ご家庭や地域の皆さんと学校が同じ方向を向いて手を携え、子どもたちに向き合うことが何より大切です。
皆様のご理解とご協力をお願いします。

お困りの場合は一人で抱え込まず、身近な相談窓口に相談してください。

問い合わせ:学校教育課
【電話】24-8821