文化 【特集】瀬戸内国際芸術祭2025
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- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県さぬき市
- 広報紙名 : 広報さぬき 令和7年5月号
■瀬戸内国際芸術祭2025志度・津田エリアにて展示されるアート作品・アーティストが発表されました!
2010年から「海の復権」をテーマに掲げ、3年に1度、香川県および岡山県の瀬戸内の島々と沿岸部を舞台に開催される、現代アートの祭典、「瀬戸内国際芸術祭2025」から本市の志度・津田エリアが夏会期の会場の一つとなります。
また、令和7年2月5日に瀬戸内国際芸術祭実行委員会から瀬戸内国際芸術祭2025参加アーティスト発表(第3弾)があり、さぬき市の志度・津田エリアの参加アーティスト・作品についても発表されました。
さぬき市の作品は、令和7年8月1日(金)〜31日(日)の夏会期31日間鑑賞でき、開催期間限定のイベントや、おもてなしを行う予定です。ぜひご友人やご家族を誘ってお越しください。
◆瀬戸内国際芸術祭2025公式ガイドブックを発売しています。
総合ディレクターの北川フラム氏による瀬戸内国際芸術祭2025の注目プロジェクト紹介や、エリア情報をはじめ、すべての作品のガイドや会期中の交通情報など、芸術祭全体の情報を網羅した一冊です。
・さぬき市の作品やエリア情報も掲載されていますので、ぜひ作品鑑賞のお供にチェックしてみてください。
◆志度・津田エリアの作品について
志度エリアでは、夏会期の期間(8月1日~8月31日)中4作品、津田エリアでは1作品、加えて、8月24日に津田の松原にて台湾の世界的ダンスカンパニーによるワークショップを特別開催する予定です。また、志度・津田エリアの鑑賞時間は10時~21時となっており、島めぐりの後、涼しい夜の時間帯も楽しめるようになっています。この機会にぜひ、アートを通じてさぬき市の魅力を感じてみてください。
▽志度エリア作品
・リーロイ・ニュー(Leeroy New/フィリピン)
「メブヤン(※)のバランガイ(※)(メブヤンの船または聖域)」
フィリピンの神話や植民地時代前の船、志度に伝わる海女の伝説を組み合わせ、航海民族であるフィリピンの伝統、環境問題、そこから未来をどのように切り開いていくかという思考を込めた作品。
(※)メブヤン
フィリピン南部の先住民族であるバゴボ族の神話に登場する死と豊穣の地下世界の女神。
(※)バランガイ
植民地時代以前のフィリピンの古代船であり、航海民族としてのフィリピン人を象徴するもの。
▽津田エリア作品
・ケイトリン・RC・ブラウンandウェイン・ギャレット(Caitlind R.C.Brown and Wayne Garrett/カナダ)
「時間との対話」
津田の松原から着想した作品。
クロマツが力強く立ち並ぶ海岸の木立のなかには、600年前の老木や根が露出した根上りの松があり、松原を歩けば森の時間を体験できる。作家はメガネレンズを使ったインスタレーション(※)で、海や森の時間と人々の時間を融合させる。
(※)インスタレーション
特定の空間や場所を作品として体験させる現代美術の表現手法。
志度・津田エリアの他作品については、右記QRコード(本紙PDF版3ページ参照)ART-SETOUCH(I 瀬戸内国際芸術祭を含むプロジェクトの公式ウェブサイト)にてご確認ください。
◆さぬき市観光プロモーション動画andデザインお披露目会・さぬき市瀬戸芸応援イベントを開催しました!
令和7年3月30日、津田の松原・津田公民館・津田保健センターにて、さぬき市の知名度向上や観光誘客に繋げるための「さぬき市観光プロモーション動画」、観光資源である平賀源内や津田の松原等をイメージしたさぬき市独自のデザインのお披露目会およびそのデザインを用いたワークショップを開催しました。
あわせて、本市が初めて会場地となる「瀬戸内国際芸術祭2025」の機運醸成を目的として、地域団体が予定している食のおもてなしに関する試食会「さぬき市瀬戸芸応援イベント」を行いました。
◆瀬戸内国際芸術祭2025住民説明会が開催されました!
令和7年3月20日、さぬき市本庁舎301・302会議室にて、会場周辺自治会や関係団体の皆さんを対象に瀬戸内国際芸術祭2025の開催概要や各地でのアート作品展開、受け入れ態勢等に関する説明会が開催されました。
総合ディレクターの北川フラム氏より瀬戸内国際芸術祭に取り組むまでの歴史や、今までの取り組みについて説明があり、瀬戸内国際芸術祭2025の理解を深めることができました。
問合せ:観光推進室
【電話】087-894-1233