- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県八幡浜市
- 広報紙名 : 広報やわたはま 2025年3月号
市内の小・中学校では、児童生徒の健全育成やいじめ・不登校の未然防止を図るために、家庭や地域、関係機関とのつながりを深めてきました。その取り組みを隔月で紹介します。
■つながる喜び、未来を拓く 川上小学校
本校は、神楽をはじめとした地域の伝統文化や地域の方々との交流を大切にして、教育活動に取り組んでいます。特に、神楽保存会の方には、子ども神楽を指導していただき20年がたちます。また、地域の農家さんの田を借りて、稲作体験を行わせていただく活動も10年をこえます。今年度は、明治8年3月開校という輝かしい歴史を持つ本校が、創立150周年を迎える記念すべき年です。この節目を機に、これまで以上に地域社会との連携を深めたいと考え、例年の行事に加え、新たな交流にも積極的に取り組んでいます。その活動の一端をご紹介します。
7月には、八幡浜市でコンサートをされた和太鼓集団「鼓童」さんと交流する機会をいただきました。迫力ある和太鼓を披露していただくだけでなく、子ども神楽を見ていただいたり、一緒に給食を食べたりもしました。また、昼休みには、自由に和太鼓をたたかせてもらい、さらに、ドッジボールを一緒にしていただく交流も行いました。
10月には、川之石高校書道部を招いて、圧巻の書道パフォーマンスを披露していただきました。それだけではなく、高校生の指導のもと、大きな筆で自分の名前を書く体験もさせてもらって、思い出に残る交流になりました。
地域や人とのつながりは、子どもたちの成長には欠かせないものです。これからも、貴重な出会いを大切にし、「人と関わる喜び」を実感できるような教育を推進していきます。