その他 おおずの元気 がんばるひと

ヤッター卓球道場
上甲多喜子(たきこ)さん

私はもともと体を動かすことが大好きで、じっとしていることができない性格です。自宅で着付け教室を開く傍ら、同じくスポーツが好きな夫と一緒にテニスをしたり、仲間たちとレクバレーやバドミントンをしたりして汗を流してきました。
夫は定年退職後、総合体育館や公民館で卓球を通じて地域のみなさんと親交を深めていたのですが、平成30年7月豪雨で自宅と倉庫が浸水し、倉庫にあった物を処分したのをきっかけに、翌年から自宅倉庫に卓球台を設置。みんなで遊んで楽しい時間を過ごせる場にしようと、知り合いや近所の人、卓球仲間など数人を呼ぶようになったのが「ヤッター卓球道場」の始まりです。「ヤッター」という名前は、夫婦の名前「靖則(やすのり)」「多喜子」からそれぞれ1文字目を取って付けたもので、夫と一緒に道場をやっていこうと決め、私もこの時に卓球を始めました。
今ではレベルごとに日を分けて週3回、多い日は10人くらい集まっていて、失敗しても好プレーが出ても笑い声が響き渡り、近所の小学生が「何をしているの?」とのぞきに来るくらい楽しく盛り上がっています。また、ヤッター卓球道場は介護予防サークルでもあり、卓球の後に「おおず生き活き体操」もやっています。
今一番大切に思っていることは「友達との時間を楽しむこと」です。年をとると、体を動かしていないと動けなくなります。ラジオ体操でジャンプができなくて驚いたこともありました。友達が動けなくなったら一緒に遊ぶ人がいなくなってしまうので、そうならないように活動を続けている面もあります(笑)。
今とても幸せな生活ができていることに感謝し、1日でも長くみんなで集まれるように、今後も楽しく体を動かしていきたいです。