くらし 肱川とともにVol.11

大洲市では国土交通省と連携し、「肱川かわまちづくり計画」を策定し、かわとまちが一体となった良好な空間づくりに取り組んでいます。この計画は、行政のほか学識者・民間事業者・地域住民が連携し「肱川」をより身近に感じてもらい、水郷文化とともに育ち続けるまちを目指すものです。

■肱川かわまちづくりの取組
肱川を身近に感じられる水辺空間として『かわみなと』の整備が肱川橋下流の肱南・肱北地区で行われています。
かわみなとの名称は、市民のみなさんとのワークショップにおいて、肱南地区を「しろしたかわみなと」(城下をイメージ)、肱北地区を「みどりのかわみなと」(芝生の緑などをイメージ)に決定されました。
「しろしたかわみなと」では、肱川の伝統的な工法である「ナゲ」を再現したナゲテラスを整備し、水辺に親しめる開放的な空間を創出しています。

■かわみなとを活用したイベント
「しろしたかわみなと」では、夏季限定で「おおずプラージュ」を開催し、気軽に肱川を楽しめる空間を演出しました。また、令和6年5月には、しろしたかわみなとを主会場に「肱川かわびらき」イベントを開催し、カヌーやSUP体験、キッチンカー、テントサウナなど、市民のみなさんが肱川を楽しめる機会をつくりました。

■今後の肱川かわまちづくり
「みどりのかわみなと」では、ワークショップを通して市民のみなさんの意見を取り入れ、芝生広場に緩やかな傾斜をつけることで、視覚的にやわらかな印象を与えると共に、肱川の風景を眺めながら寝ころんだり座ったりすることができるように整備を行っています。
また、整備中の肱南地域交流センターにはテラスとカヌー艇庫が併設され「しろしたかわみなと」における活用の幅が広がります。みなさんぜひ遊びに来てください。